タイトロープ

人生綱渡り。決心のきっかけはいつも時間切れ。

歌は良いね。リリンの生み出した文化の極みだよ。

ひさびさの投稿。

今回はちょっと趣向を変えてみよう。

 

4月4日に放送の、なーちゃん(西野七瀬さん)が出演していた「名曲!お宝音楽祭」を見ました。その中で、たくさんの有名人が、自身が中学2年生時に聴いてた歌を10曲紹介する「青春の中2プレイリスト」という企画がありました。

それを真似て、僕も自分の中2時代のプレイリストを作ってみようと。

 

当時を思い出しながら、ヘビロテしていた10曲を紹介します。

 

1. ユニコーン / 働く男

4歳上の姉がバンドマンと付き合っていて、その影響で小学生の頃からユニコーンにハマっていた(ヒットチャートと言えば圧倒的にアイドル全盛期、特に光GENJIが常連だった時代)。ませた小学生だったなと思う。

そして中2の時、初めて自分の金でこのCDを買った。当時のシングルCDは今のマキシシングルと違い、8cmサイズで縦長ペラペラのパッケージ(30歳ぐらいまでの人は覚えがあるかな?)で、2曲封入が標準だった。そしてこの曲は、なぜか表題曲(A面)にも関わらず、2曲目に入っているという変化球。

f:id:hide_b247:20200426004511p:plain
曲を作った民生さんが「自分の中で最高の出来」と言っていた記憶がある。

サラリーマンの悲哀を恋愛に絡めて描いた曲で、当時まだ子供だった僕は「大人になったらこんな人生を送るのだろうか」という不安と期待を抱きながら聴いていた。

夢で逢えたら」というダウンタウンウッチャンナンチャンが共演するバラエティ番組のオープニング曲(サザンのフリフリなんかも使われていた)。深夜にもかかわらず視聴率20%を超える人気だった。

 

2. ユニコーン / I'M A LOSER

2ndアルバム「PANIC ATTACK」のオープニング曲。

民生さんのアカペラのオープニングがメッチャ好き。

当時、自分で作ったカセットの一番最初の曲にすることが多かった。CDを買うか、ラジオか借りたCDからカセットにダビングする以外に音源を手元に残す手段が無く、いろんなミュージシャンの曲を混ぜていたので、正に今でいうところのプレイリストそのものである(乃木坂の鈴木絢音ちゃん出演ドラマ「ハイポジ」でもそんな描写がありましたね)。

それにしてもPANIC ATTACKは本当に名盤だと思う。

 

3. BOOWY / B・BLUE

BOOWYという伝説的なバンドの存在は知っていたけど、曲をちゃんと聴くようになった時には既に解散していた。確か、解散後に発売されたベスト盤を同級生に借りて聴いたのだと思う。 

バナナマンの2人が大好きな曲ということで、乃木ヲタにもお馴染みの曲。
スピード感のある骨太なサウンドと、妖艶なボーカルの声に聴き惚れました。

 

4. X (X JAPAN) / SADISTIC DESIRE

言わずと知れたモンスターバンド。当時は「X」一文字だったし、やっぱり今でも「JAPAN」には違和感がある(笑)。

紅やENDLESS RAINでブレイクしたけど、それより前の曲。とにかくカッコイイ。ただただカッコイイ。

当時はもっとヘビメタ色が強かった。歌詞もアレだし(察してください)。これが収録されたアルバム「Vanishing Vision」のジャケ写の絵は、今の時代ではたぶんアウトだろうなぁと(半裸の女性の胸が刃物でXの字に切りつけられている)。はてブ的にも絵を載せたら垢BANされそう。

初めてノーメイクでテレビに出た時は話題になったし、20年以上後になって美空ひばりやAKBのカバー歌うとは思いもしなかったよなぁ...。

 

5. BUCK-TICK / PHYSICAL NEUROSE

いわゆるビジュアル系バンドの走りで、やや退廃的な雰囲気を持ちながら、この曲は比較的ポップ色が強かった。歌詞は全然意味が解らなかったけど、ちょっと歪んだテクノ調のサウンドがカッコ良くて聴きこんでいた。

これも姉がバンドマンの彼氏から仕入れてきた曲で、ダビングしてもらったカセットテープをひたすらヘビロテした。繰り返し再生しすぎて、文字通りテープが伸びて擦り減って、音が出なくなるまで聴きこんだ。CDやPCデータは擦り減らないので、本当に良い時代になったと思う。

 

6. RED WARRIORS / WINE & ROSES #2 (バラとワイン)

最近はバラエティ番組で見ることが多くなったダイアモンドユカイさんがボーカルを務めたバンド。これも知った頃に解散だった気がする。

アルバムに収録された「WINE & ROSES #2」を先に聴いたけど、元々は「バラとワイン」というタイトルのシングル曲の別バージョンだと後で知った。

ゴージャスで色気に満ちていて、大人の世界への憧れを強く抱いた曲。

 

7. ユニコーン / おかしな2人

3rdアルバム「服部」収録曲。2ndまではビートロック主体のカッコイイ系だったのが、突然コミカルな感じに舵を切って驚いた。そんな中で、前作までの作風も残るのがこの曲だった。後半の盛り上がりがメチャメチャ好き。

ちなみに、同アルバムに収録されている「大迷惑」はデビュー3年目でようやく発売された1stシングル曲でした。

 

8. BUCK-TICK / MEMORIES...

上のPHYSICAL NEUROSEと同じ「SEVENTH HEAVEN」というアルバムに収録。

サビから始まる曲で、悲しみを抱えつつも歌詞の通りに空高く飛翔していきそうな解放感が堪らないなぁ...と。最初のサビは英語詞で次のサビは日本語詞。どちらもほぼ同じ意味なんだけど完全な翻訳というわけでもなくて、「日本語詞と英語詞ってこういう違いがあるんだ」と感心した。

 

9. BOOWY / ホンキー・トンキー・クレイジー

1stシングルだけど、これもB・BLUEと同じベスト盤に収録されていて知った。

Jazzyなメロディと、あまり意味が解らないけど大人っぽくてカッコ良い歌詞が気に入ってました。後になってから調べてみたら、ホンキートンクというのは100年ほど前のアメリカ南部の安酒場や、そこで流行した音楽に由来しているようで、中学生の自分が感じた印象もあながち間違いではなかったのだなぁと。

ちなみに、この曲のサウンドプロデューサーは、いくちゃんの親戚として乃木ヲタにも知られる佐久間正英さん。

 

10. ユニコーン / Maybe Blue

 1stアルバム「BOOM」のリード曲。ファンの間でも人気の曲だったけど、上述の通り、シングルカットはされていない。

今のユニコーンの作風とは全くの別物で、ひたすらキザなフレーズのオンパレード(笑)。でも大人の恋模様という感じで、当時の僕にはとにかく憧れでしかなかった。こんな詩的な恋愛を経験できたかなぁ...。

 

プレイリストには入りきらなかったけど、他にリンドバーグオフコース久保田利伸、サザンなんかも当時は良く聴いていました。あと僕の中で殿堂入りしているB'zですが、中2の年に発売された4thアルバム辺りから聴き始めて、どハマリしたのは中3になった頃なのでリストからは除外。

とまぁ、こんな感じです。

 

これを書いてる間、ずっと脳内ヘビロテで楽しかった。

タイトルはふざけてエヴァ引用したけど、歌ってホントに良いなぁと思います♪