タイトロープ

人生綱渡り。決心のきっかけはいつも時間切れ。

乃木坂楽曲全曲ソート・2022年10月ver. トップ10

ここ最近、といっても一ヶ月ほど前に嵐が過ぎた感があるけど、楽曲ソート(全曲)という名の苦行に打ち込むFFさんが多数いて、自分も久々にやりたくなりました。
経験者なら解ると思いますが、曲数が多くなればなるほど加速度的に精度が低くなります。やっぱ今回も自分の好みとは異なる結果が観測されたので、世に出すのは止めようかと思いました。
でも今回利用したサイトは、対象曲を任意に選択できる便利な作りだったので「これは自分が好みに挙げることは絶対にない」って曲を除外してリトライしたら、明らかに精度が上がりました。そして更に、その結果から上位100曲を抜き出して再ソートという手間の掛かるプロセスを経て上位40曲を選出しました。実質2.5回やってるので、メチャメチャ時間掛かりました。ヒマ人なのかドMなのか。
それと、過去にソートやった時は推しメン補正とか気分とかの浮動要素をできるだけ排除して、自分の中での普遍的な好みを探るようにしてたんですが、今回は深く考えずに気分で選んでみました。ライブ補正とか歌唱メンバーによる補正とか、ガンガンに加点した。だからライブの余韻とか、推しメンの現状に対する想いとか、「2022年10月の気分」をモロに反映した結果になってます(注:ひなちま卒セレ前にやってます)。
 
偏見に満ち満ちたコメントとともに、結果をまとめました。
長すぎてアレなので、ここではトップ10だけ発表して、11位から40位は別エントリーで出します。お暇な方はそちらも読んでいただけたら嬉しいです。
 
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10位 ごめんねFingers crossed
元々好きな曲ではありますが、何よりセンター遠藤さくら補正がデカいです。
最初は「乃木坂ちゃんカッコイイ曲も良いじゃん」ぐらいな感じだったんですが、転換点は松村沙友理ちゃん卒業コンサートでした。卒コン用の可愛らしいフリフリな衣装(プリキュア衣装なんて呼ばれてたりするようです)を着て、この曲をバキバキに踊る遠藤さくらちゃんに目が釘付けになりました。
その後、全ツ地方公演の配信(たぶん大園桃子ちゃん最終ライブ)で、曲前のスピーチで自身がセンターに立つことの不安を吐露しながら頼りなさげに目を潤ませたものの、そこから一変して、全てを背負い込んだかのような迫真の表情でパフォーマンスする姿に心臓を鷲掴みされました。
彼女のパフォーマンスの質については、たびたびヲタクの間でも話題に上っているようだし自分も思うところがありますが、上手く言語化できる自信が無いので今回は割愛します。
とにかく、それ以来ライブでこの曲を披露する時は、僕の目は自動的に遠藤さくらフォーカスカメラになってしまいます。彼女を見るための回と全体を見る回で2回歌って欲しいぐらいだけど、きっと2回とも彼女を見つめてしまうことでしょう。
あと頼むから、ライブの演出家はこの曲を移動に使うの止めて下さい。ホントお願い。
 
 
9位 ジャンピングジョーカーフラッシュ
ギターサウンドの暴れまくる感じが最高にテンション上がります。マジで「ジャンピングジョーカーフラッシュは最強!!」じゃんって感じです。
MVで4期ちゃんが本当に本当に楽しそうに踊っているのも大幅プラス査定要素です。
推しメン(北川悠理さんのことです)の歌割りで声がハッキリ聞こえるのも嬉しい。好き。←この好きは悠理ちゃん好きの好きです()
曲が解禁された時はヲタ飲みの真っ最中で、みんなでラジオに噛り付いて聴いてたな。居酒屋の雑踏と混じり合っていたけど、それでもメチャクチャ盛り上がりそうな雰囲気は充分すぎるほど伝わってきました。
こないだの神宮ではコール不可の状況でもテンション爆上がりしたし、コールできたら更に盛り上がるね!考えてみたら、I see...も全開コールしたことないか。どっちが盛り上がるだろう?w
 
 
8位 キャラバンは眠らない
端的に言うなら「継承と未来」ですかね。歌詞が示唆する世界観としても、そしてリリース状況(22th帰り道カップリング)的にも歌唱メンバー的にも、1期生頼みの体質からの脱却(というか、緩やかな移行)を意識したものであろうことは想像に難くないです。歌詞と曲調がマッチしていて、広大な星空の下、果てない地平の向こうへと歩を進めるキャラバンの姿が本当に目に浮かぶようです。
7thバスラ、若手メンバーを従えてセンターで歌い踊る推しメン(齋藤飛鳥さんのことです)の雄姿に、涙が止まらなくなりました。
ただ、当時の若手メンバー16人による編成でしたが、そこから僅か4年で半分近くが卒業するとは思ってなかったな...。
 
 
7位 羽根の記憶
歌詞が最高に好きです。余すところなく徹頭徹尾大好き。人生に於ける全ての希望がこの歌詞に凝縮されています(過言)。「君には可能性が眠っている=空を飛ぶための羽根が当たり前のように備わっている」ってことを「記憶」の一言で表現したの巧いなぁと思います。秋元康ありがとう。
僕としては紅白で歌って欲しい曲として念頭にあります。なんで山下美月ちゃん出演NHKドラマ「舞いあがれ!」の主題歌でこれ使ってくれなかったんでしょうね?今から差し込めません?>偉い人
冒頭部分の詞を聴くたびに、これを歌う乃木坂ちゃん自身も、この歌に背中を押されて幸せに向かって進んでくれてたら嬉しいなと思ってしまう。
想像してみた 10年後の自分
どこにいるのだろう?何しているのだろう?
その頃ちゃんと しあわせなのかな?
あと、ライブ用の振付が大好きです(MVの振付は違う)。特に羽根パタパタするとこ。15年神宮ライブでの披露が印象的です。
 
 
6位 あんなに好きだったのに...
僕は疾走感を強く感じるバンド風のサウンドがとにかく大好きなのですが、その点に於いて極致とも言える曲です。サビのところで盛り上がりをどんどん被せてくる感じも好き。
歌詞は、いくらでもストーリー膨らませていけそうなぐらい、リアルな情景を豊かにイメージできて良いです。悲劇とか後悔を連想させるタイトルでありながら、蓋を開けてみたら「好き過ぎて限界突破しちゃったじゃないか」って内容で、良い意味で裏切られました。良い意味で!(飛鳥vo)
ダンスはLICOさんの振付で、カッコイイ系のサウンドに乗せても違和感がないギリギリラインの可愛らしいものになっていて、これもまた好みにストライク。
これでMVまであったら完璧どハマりしてたと思うので助かった(?)。
 
 
5位 Actually...
メチャメチャ好き...!!
ヲタクの評判はあまり良くなさそうですが。ただ、純粋な曲の評価というよりは人選やら諸々の理由で敬遠してる人が多い印象。ま、その辺はさておき。
初披露は46時間TVでしたね。僕は幸運にもチケットが取れて現場参戦しました。
最初の感想は「最高にカッコイイ曲キターー!!!」でした。サウンドも良いし、ダンスやフォーメーションも格好良くて、とにかくワクワクして、一緒に参戦したヲタクたちと興奮気味に感想を話した帰り道を覚えています。
だけど、帰宅後に録画しといたTVでの披露(46時間TV終了直後にTV生放送されてて、それも現地で中継の様子を観覧してた)を観たところ、微妙にショボいな?と感じてしまった。ラジオでも音源確認したら、やはり現地ほどの迫力が感じられなかった。
振り返ってみると、現場の肌で感じる音圧による補正が大きかったのかも知れない。その意味でも、初披露に立ち会えたのはラッキーだった。音源で聴き慣れたら、違和感というか物足りなさは消えて「やっぱカッコイイ」と思い直したし、その後もライブの大音響で聴くたびに好き度が増しています。
歌詞は抽象的だと思いますが、まるっきり理解不能ってわけじゃなくて、むしろいろんな状況に投影しやすく、誰でも独自に解釈できそうかなと。解りやすい正解が無くたって良いじゃない。ほのかに漂う厨二っぽさも好き。
落ちサビでセンター中西アルノちゃんがシャウトするとこ格好良くて震える。一時期やや調子を落としていたようですが、最近また復活してきて良かった。
ライブでは一向にフル尺で披露されないことに不遇感を抱いてましたが、神宮の特効マシマシ演出で溜飲が下がりました。w

余談:ガルルも夏フリもインフルも最初はヲタクの評判あんまり良くなかったしね。歌い続けるうちに、これもブチ上げ曲になってくれることを祈ってます。
 
 
4位 バンドエイド剥がすような別れ方
彗星の如く現れたニューアンセムここ最近の曲の中で間違いなくダントツだった「Actually...」をも軽々と超えていきました。また5期生ちゃんに新しい曲どんどん欲しいと思う反面、この曲を披露する機会が減るぐらいなら一生新曲要らないって思っちゃうぐらい好きです。
推しメン(菅原咲月さんのことです)がサビ導入部で繰り出すウインクは、乃木メン歴代の必殺技(とは)でも上位に入る破壊力だと思います。本人もスタッフさんから褒められて、毎回やるようにしてるらしいと何かのインタビューで読んだ記憶。ぜひ皆さんも注目してみて下さい。
この曲への想いは、以前に書いたエントリーを読んでいただく方が良いです。

hide-b247.hatenablog.com

ちなみに、MV視聴ペースは少し落ちたものの今でも毎日観てるので、もしかしたら1人で1万再生ぐらい突破したかも知れません()
 
 
3位 Wilderness world
前から超々大好きな曲だったんだけど、ここまで上位に来たのはライブ補正が大きいと思う。生で観て、好き度が限界突破しました。
もしかしたらライブで聴くことは一生無いかもと諦めて(恐れて)いましたが、まさかの29thアンダラで客前初披露。イントロが流れた瞬間、衝撃のあまり膝から崩れ落ちた(not比喩表現)。
サビの「~~ためにあるんだ」のところで手首をくりんっと回す振付が大好きなんだけど同意してくれる人いません?「あんなに好きだったのに...」もそうだけど、LICOさんの振付って格好良さとセクシーさと可愛さのバランスが絶妙なんですよね。
本来のセンターである飛鳥ちゃんはまだ客前で歌ったことないよね(たぶん)。生で拝めることを祈ってます。
 
 
さて。残り2曲。
2位と1位に挙がる曲は自分の中で殿堂入りしてるので、ソートやる前から結果は判りきってました。好きとかどうとか以前に、僕自身の人生に浸透してるというか。他の曲にどれだけ補正かけてプラス査定したところで、これを超えることは無いと確信している。なんなら、次やる時からこの2曲は外して良いんじゃないかって気が。
 
 
2位 あの日 僕は咄嗟に嘘をついた
自分が過去に経験した失恋と完全に重なる歌詞になっていて、初めて聴いた時は自分のことを歌われているのかと本気で錯覚して、逃げ出したいほどの恥ずかしさを感じると同時に、10年以上も前の後悔がリアルタイムの感情として呼び起こされて涙が溢れました。
あの日 僕は咄嗟に嘘をついたんだ
どんな嘘か 今は覚えていない

その後の生き方や性格まで変えてしまうほどの激しい後悔を招いた出来事なのに、自分が発した言葉の内容を覚えていない。ただ、その瞬間の彼女の表情だけが、今も目に焼き付いています。

たった一つの秘密 作ってしまっただけで
君と僕は 違う空を見ている

不可逆の変性って、こういうことを言うんだなと。たった一つの嘘がずっと心を縛りつけるということも、たった一度のすれ違いだけで二度と心が交わらなくなるということも、そんな重要な記憶が欠落するということも、実際に起こり得るのだと経験から知っていたので、この詞は自分の中にスッと入り込んできました。
あの日に戻りたいと願ったこともあったけど、巻き戻したところで結末は決まっていた気もする。その後悔だけが本気で他人を愛したことの唯一の証であり、自分への戒めでもあり、消したくない、消えて欲しくないという想いもあります。だからこの曲はずっと僕の傍らにあり続けるでしょう。(本日のポエム)


1位 命は美しい
推しメン(西野七瀬さんのことです)がセンターを務める11thシングル表題曲が堂々の1位です。
メロディも歌詞もダンスもMVも全て好きですが、それらが絡み合って「好き」以上の次元にある感情を生み出していて、これこそ本当に言語化できない域に達しています。僕的に真の意味でのエモ曲。
はるやまCMで音源解禁されて、15秒程度の切り抜きだから今一つピンと来なかったんだけどね。フルで聴いたらメチャメチャ良いじゃんかと。更に、激しいダンスとMVの美しい映像に釘付けとなりました。歌衣装にスニーカー着用というのも目を惹きました。今でこそダンスの激しい曲も増えたけど、当時の乃木坂にしては本当に珍しくて、全てが新鮮に映った記憶。
ピアノの旋律による静かなオープニングからの炸裂音、それと共にダンスが静から動へ切り替わる瞬間が堪らなく大好きです。ここまでの冒頭の映像が大好きすぎて、MVイントロだけリピートした選手権があったら世界で三本の指に入る自信があります(盛った)。
イントロが終わると、曲調は一旦落ち着きを見せ、美しい情景が展開していきます。抑制のきいたメロディには尖った氷みたいな冷たく澄んだ美しさと儚さが漂っていて、気品が損なわれていないというか。MVの世界観もそのイメージに合うものだったし、ドラマパートが無かったことも自分的には高評価です。
詞は全体的に抽象的ではあるものの、メッセージ性は強いと思います。タイトルからして「命は美しい」なんて重め強めなワードだし。太陽降り注ぐ一面の花畑のような元気や華やかさはないけど、たった一輪で咲き誇るような、名も無き花の静かな力強さと儚さを感じます。

命は美しい
初めて気づいた日から
すべてのその悲しみ
消えて行くんだ
永遠ではないもの
花の儚さに似て
その一瞬一瞬が
生きてる意味
綺麗事とも思える詞だけど、僕にとっては西野七瀬さんへの想いを言語化してくれたような歌詞でした。僕は人生どん底の時期に、彼女の存在に心を救われました。ファンとして彼女を応援できるこの時間も永遠じゃないし、彼女に関わる全ての時間が自分にとって意味あるものです。
西野七瀬さんの儚くて可憐な佇まいとダンスの時に見せる凛として熱い眼差しが、曲を構成する要素との相乗効果で雰囲気を高め合っていて、一言で言い表せない至高の価値を感じさせてくれます。人生最高の曲に出会えました。
あと、ジャケ写アートワークとかMV後半のゴシック風衣装についても語りたいけど脱線しそうなので割愛。w
 
 
というわけで、トップ10はこんな感じになりました。1位コメントが長いな()
面白い冗談を混ぜることもできなかったので、飽きずに全部読んでくれた人がいたら感謝しきれません。w
どれか特定の曲についてだけでも、自分も語りたいとかいうヲタクいたらコメント下さい。←
 
*****12月5日追記*****
延長戦ということで25位までのコメントを書きました。
 
*****同12月5日、さらに追記*****
26~40位まで。