タイトロープ

人生綱渡り。決心のきっかけはいつも時間切れ。

僕の衝動()

前回のエントリーで、映画「いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46」の感想を書いた。

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これはこれで、わりと満足いく形で自分の考えをアウトプットできたと思っている。普段から乃木についてアレコレ言い合うヲタ仲間からも、嬉しい言葉を多数もらった。

けど、改めて読み返してみると無難なことに終始してしまったし、何より常日頃ツイートしているような「推しメン可愛い!!!」っていう瞬発的・衝動的な感想が完全に抜け落ちているなぁと。

なので、多少言葉が足りなくても、そういったパッションをもう少し前面に押し出してみたり、大枠の感想から漏れてしまった細かい感想や見所もまとめておこうと思う。箇条書きに近い形になります。読みづらいのは御勘弁下さいまし。あと、記憶の限りではあるけど、ストーリー中の時系列で進めていきます。

例によってネタバレ含みますのでイヤな人は(ry

 

 

1.こんな集団は見たことがなかった(←章番号とタイトル。たぶん構成合ってるはず)

・冒頭の監督の独白とともに流れるイメージ映像、幕張メッセでミニラのリハ(おそらく)をしているメンバーの影が壁に写るシーン。あれ、たぶんインフル踊ってますよね。人物ではなく影だけで表現したのカッコイイなと思いました。必死にリハに打ち込む様子が窺える。

・同じく、メッセホールの壁が映し出されるけど、階段がちょうど乃木坂のロゴマークの坂道を表現しているようで、偶然の産物ではあるだろうけど上手いなと。

・メンバー全員集めて「ドキュメンタリーの撮影をしています」と監督が挨拶した際、なーちゃんがカメラに向かってピースしてて可愛かったです。もうあの時すでにインタビュー撮りとかしてるから、なーちゃんは気付いてたんだろうな。

・レコ大(1度目)のSeishiro流の円陣、Seishiroさんの「ほぉい!来た!!」ってテンション高い叫びがメッチャ好き。www

・帰り道の選抜発表の時、「良いものを作りましょう。七瀬お疲れ様」というマネージャー(菊地さん?)の言葉に対してなーちゃんがお辞儀するんだけど、そのあと一瞬ホッと息をつくのが可愛い。

・後で気付いたけど、その選抜発表の前に、マネージャーが「選抜発表の前に少し時間をもらって西野から報告があります」って話してる時、一人だけ足もじもじしてるなーちゃんが可愛かった。前日は眠れなかったって言ってたし、メンバーに言い出すのやっぱり緊張したんだろうなぁ。(好き

・上海ライブでまいやんの代理ポジを決めるジャンケン、誰も「自分がやりたい!」って言い出す子が居ない辺り、やっぱ乃木坂ちゃんだなぁと思った。せっかく目立てるチャンスなのにさ。んで、それを負け残りじゃなくて、男気ジャンケンで決める辺りもやっぱり乃木坂ちゃんっぽい。「けして罰ゲームではないんだよ」っていう、ある種の優しさみたいな。

・そのジャンケンの直前、レッスン室で一人テンパる与田ちゃん。ピント合ってないけど良く見ると、その後方で飛鳥と桃ちゃんがイチャイチャしてます。

・与田ちゃんの「こんなにいっぱいいっぱいになることはもう無いんだろうなと思うけど、毎回その繰り返し」って言葉、刺さるなぁ...。たぶんだけど、あんなに己をむき出しにされる仕事ってそうそう無いと思う。芸能人ならキャラ作りしているだろうと思ったりもするけど、実際そういうメッキはすぐ剥がれる。最近演劇を観に行くことが増えたこともあってか、「ステージの上では、その人の人生の積み重ねが全て現れる」ような気がしている。彼女たちはその身一つで、文字通り全身全霊で戦っていると思う。

・「その状況に進んでなろうとしている少女たちがいる」というテロップと共に映し出されるオーディションの様子。たしかに、まだ華やかな世界しか見ていないかも知れない。見込みが甘いと言ってしまえばそれまでだ。けど、その夢への憧れが一番プリミティブで大切な原動力でもある。夢を叶えようとする彼女たちに幸ありますように。

・なーちゃんと与田ちゃんが抱き合ってるシーン。後光が射してて本当に神々しいなと思いました。僕としては前回のエントリーで書いたこと(彼女らが常に寄り添っているのは、互いを大切に思う気持ちと、己の不安を埋めたいという、複雑な気持ちの表出なのだろうって話)は大前提として本気でそう思っているけど、実を言うと、このシーンで考えたことは違っていた。

挿入されるインタビューでも「自分の卒業を悲しんでくれる人がいると思ってなかった」的なことを言っていた。これまでの活動を見てても、自分から積極的にコミュニケーションを取るタイプではなかったと思う。ポジションを争った真夏との確執があったり、まいやんに抱きつけなくて泣いてしまったりと、コミュニケーション能力不足を露呈する場面が見受けられた。

そんな彼女が、姉のように慕われ、また妹のように可愛がり、黙って抱き合っていられる関係性を持つ後輩に出会えたということが、僕は嬉しかった。確か二人の最初のペア仕事はブブカのグラビア撮影だったと記憶している(インタビューでもお互い緊張している様子が窺えた)。この記事だったと思うけど、与田ちゃんは加入前は当然ただのファンで、「なーちゃん」と呼んでいたようだ。それがいつしか、自分もメンバーになって「テレビの中のスター」が「先輩」になった。劇中の言葉で「初めての人間関係は手探りだった」とあったように、お互いどう接すれば良いのか判らなかっただろう。乃木中の3期生紹介企画でもペアだったけど、やはりまだ余所余所しかった。

けど、去年の全ツ名古屋公演で、二人が「お姉ちゃん」「祐希」と呼び合っていたのはヲタクの記憶にも新しい。状況に助けられた(流された?)とは言え、手探りから始まった関係が、そこまで距離が近づいたんだなと思えるエピソードだった。

この場面での彼女の表情は本当にリラックスしているように見えた(それでいて、リハの話をどうしようかと悩んでいるようにも見えたが、それが彼女の通常運転のようにも思うw)。与田ちゃんへの愛おしさとか、安心感とか、くっつきたい欲求だとか、そういった心の距離感が、あの佇まいに凝縮されているようだった。だからあの時、僕の頭の中は「慕ってくれる後輩ができて良かったね。くっついてくれるメンバーがいて良かったね。別れを惜しんでくれる人がいて良かったね。愛されてて良かったね」って、なーちゃんへの言葉で埋め尽くされて、それで泣いてました。笑

・上海ライブで現地のファンが「ありがとう」のカードを掲げてくれるシーン。あそこも前項と同様で、「なーちゃん良かったね。凄いね」って思って涙が出ました。なーちゃんは自分が大したことないみたいな発言をするけど、これだけ多くの人に愛されてるんだよ、って。僕が香港ライブ参戦した時も、なーちゃんへの声援が圧倒的だった。台湾在住のフォロワーさんに聞いたところ、なーちゃん飛鳥が台湾でもダントツ人気らしく、その理由を聞いたら「可愛さ(←直球)」だそうです。海外でもこれだけ多くの人に応援されるようになったって、本当に凄いなと思います。

 

2.なぜ彼女たちは泣くのか?

・桃ちゃんの「別れに強くなる必要ありますか?」という言葉。これほどストレートな言葉があるのかと、ハッとさせられた。幾つになっても、何度経験しても、人と別れるというのは辛いし寂しい。当然のことだ。大抵は、自分を守るために何かしらの理由を付けたりして、無理矢理自分を納得させているだけのことだろう。慣れたように思えても、それは別れに慣れたのではなく、そういう小手先のテクニックを使うことに慣れてしまっただけじゃないのか。と、そんなことを考えた。

・「別に仲良くはないんですけどね。そう言うと怒られるんですけど(笑)。難しいんですよ、大園先生は」って言う飛鳥ちゃん。そもそも彼女のキャラからして、そんなセリフが出てくる時点で仲良しじゃん。素直じゃないなぁ。(可愛い

・上海ライブと4期ライブのマネキンで映像繋いだのメチャメチャかっこ良かった。

・ミスをして号泣していた早川ちゃん。お見立て会の最後にファンからの声援をもらって笑顔を見せる彼女。ああいう瞬間こそが、この仕事をしていて一番楽しい瞬間なのかな?と思ってみたり。できることなら、自分も彼女たちの笑顔の要因にほんの僅かでもなれたら嬉しい。

・「大人になるためには気持ちに抗わなきゃいけないんですかね?(by桃子)」って、けしてそんなこともないと思う。現実に対して感情が波立つことなんて、どんな時でも起こり得るし、幾つになったって感情を完全にコントロールすることはできない。さっきも書いたけど、小手先のテクニックで誤魔化してるだけだ。大人になるための必須条件ではないよ。自分が傷つかない方法が見つかると良いね。

・「(素のままでぶつかってしまうから、ダメ出しされると本当に傷つく。褒められると本当に嬉しい。)だから良くも悪くも、ってところですよね(by桃子)」「その対極にある歓びもアイドルは知る(byテロップ)」本当にその通りだと思う。どんな仕事であっても、良い面もあれば悪い面もある。毎日が浮き沈みで、心の平穏なんてものは無い。凹んだり褒められたりの繰り返し。清濁併せ呑んで、トータルで自分にとってプラスにしていく。ただそれだけのこと。ほんの一部の情報だけをさらって、「大変そうだからこんな仕事をやらせるべきではない」みたいな発言してるヲタクを見ると、社会経験無いんだろうなと思ってしまう。

 

3.同じ未来を見ているとは限らない

・やはりメンバー同士でも、「卒業」というものに対する捉え方は各々全く違うんだなという印象。僕としては、なーちゃんが言ってた「ずっとは続けられないですよね」という考えに同感である(推しメンが言ったからではなく、前からそう思ってる。その辺はいずれ別の機会に掘り下げられれば)。何にせよ、先に卒業したメンバーは「卒業」が意味するものを考え、自分なりの答えを出している。残されたメンバーは、やりきれない想いを抱えながら日々を過ごしていくのだろう。

・玲香の「自分なりに考えることがあって卒業を決めたんだから、それを引き留めるのは何か違うじゃないですか。生きていかなきゃいけないんだし」という発言。7年以上もキャプテンという重い責任を背負ってきたからこその達観と、相手の考えを尊重する優しさに溢れた、素敵なコメントだと思った。

・なーちゃんとかずみんの取材を通して、メンバー同士の気持ちの通い合いを「恋愛」に喩えた監督。けして百合的・ファンタジー的なイチャイチャを指したわけではなく、相手を失う不安とか、去られた後の空虚感とかを想像してのことなんだろうけど、言葉のチョイスが絶妙だと感じました。なーちゃんを見つめるかずみんの眼差しが、本当に恋する乙女のようで切なかった。あと、この時に浴衣着て寝転がってるのを上から撮影してるシーン、飛鳥ちゃん的にオススメシーンだそうです(公開初日の上映会で語っていた)。

 

4.なぜ卒業するのか?

・撮影の現場が好きだと語るなーちゃん。撮影の手順や、スタッフの役割への言及が細かくて、本当にその仕事が大好きなんだなと思った。クリエイティブな仕事に水が合うのだろうね。彼女がその道で、楽しんで仕事ができますように。

・演技の勉強がしたいと言いながらも、夢や目標を明言しない彼女。「とりあえずやってみたい。自分の考えは甘いと思うんですけど」と。恥ずかしいからなのか、申し訳ないからなのか、あるいは、まだその資格が無いと考えているからなのか。僕には彼女の頭の中は解らないのだけど、ただ、その口ぶりが「らしいな」と思ってしまった。笑

・乃木坂として活動していた間のことを「全部があった」と表現する推しメンが大好き。喜びも悲しみも、成長も、自信も挫折も、仕事もプライベートも、青春も、大人への階段も、ありとあらゆる感情と出来事が、そこに詰まっていたのだろうなと。「そこから離れて、自らの脚で立ちたいと願うことを、『卒業』と呼ぶのかも知れない」というテロップで涙が溢れてきました。

・卒業したら何がしたい?という問いに対して、「編み物の練習がしたい。車の免許を取りたい。片付けの上手な、丁寧な暮らしのできる人になりたい」と、仕事以外の目標を答えた彼女。アイドルとして、芸能人として、模範解答ではないかも知れない。けど、尚のこと、地に足の着いたコメントだと感じた。忙しい日々の中で叶うことのなかった、取りこぼしてしまった平凡な日常を、これから彼女のペースで掬い取っていって欲しいと願う。

・サクセス24のメイキング風景、最後のアップが可愛かった...(天使

 

5.想像力を駆使しなければいけない

・レコ大の会場、新国立劇場なんですよね。若がヴェネチア狂騒曲を上演してた場所。リハの映像チェックでなーちゃんが腰掛けてた辺りに自分も座ったけど、詳細は確かめようがないな(笑)。

・表現力を呼び起こすためには想像力を駆使しなければいけない、というSeishiroさんの言葉。これがまたシンクロニシティという曲の内容自体にもピッタリ当て嵌まる思想で、これをダンスで表現するにあたり、この上なくマッチしたアドバイスだったのだと思う。

・リハの時点で皆、だいぶ気持ちが入り込んでいた感じがします。映像チェックで泣いてるメンバーもいたし。直前までダンスの練習をして気持ちを高めていく彼女たち。ここからSeishiro流の円陣(2度目)までの流れが本当に神懸っていた。監督自身が別途インタビューで、この時メンバー皆が何かを感じ取ったスピリチュアルな体験だったと語っているけど、その空気感は画面からでも痛いほど伝わってきた。

・廊下で直前リハをしている時、スカートがバッサバッサと音を出している様子が本当にリアル。普段の歌番組やライブでは絶対に聞こえない音。

・本番直前のミニ円陣。真夏から「なーちゃん」って呼び掛けたの凄く良かった。この時のなーちゃんの「やったー」が可愛い。ここで真夏加入直後や2ndバスラの映像挿し込むのはズルい(笑)。

・歌い終わって廊下に集まった時、まいやんスカートで涙拭いてましたね。

くちぱっちまる可愛い

・桃ちゃんの「乃木坂も悪くない」のくだり、彼女がなかなか言葉が出せなくて困っている時、たぶんだけど飛鳥は桃ちゃんが何を言おうとしてるのか、解っていたんじゃないかな。あの時のシンクロ具合からして。「何?」って笑いながら訊くところも、大きく見開いた目も、解ってるけど桃ちゃんが言葉にするのを待っていたような気がする。だからこそ、その一言で涙腺決壊したように見えた。

 

6.最高の帰り道

・レコ大獲得の場面なのにBGMは帰り道かよ!と盛大にズッコケた。その後の流れを見て納得はしたけどね(笑)。

・前年のインフルの時の映像もザッピングで挿し込んでる演出良かったなぁ。

・盾を囲んで記念撮影したり、ベタベタ触ってみたり、「重~い♪」とかワイワイやっている姿を見て、「本当に良かったねぇ。凄いねぇ。おめでとう...!(泣)」以外の語彙が消滅した。

・記念撮影の時、メンバーの後ろに関係者の方たちも大勢並んでいて、これだけ多くの人が彼女たちの周りで常に動いているんだなとシミジミ。

・マネージャー(今野さん?)が「明日の紅白も頑張りましょう」と言った時、なーちゃんが両手挙げて「はーい」ってやりながら首傾げてるのメチャメチャいつも通りだし、メチャメチャ可愛かった。(好き

・紅白の楽屋で早くも泣き出す優里をイジるなーちゃん。こういう関係性が好き。

・帰り道のサビにかけて映像のスピード感が増していくところ、凄く好き。

・サビでなーちゃんの伸び上がりのアクションから、いろんな歌番組やライブの歌唱シーン組み合わせていく演出も好き。あそこでまた涙腺決壊。

・恒例の年越しジャンプ。みんな笑顔なんだけど、なーちゃんが特に楽しそうで。誰よりも嬉しそうに、元気良く高くジャンプする姿を見て、また涙...(「誰よりも高く跳べ」ってワードが浮かんだけど、良く見たら、みなみちゃんの方が高く跳んでるっぽいw)

・かずみんがなーちゃんを抱き締めてるんだけど、彼女は大泣きしていて、なーちゃんは満面の笑みで。抱き締めているというよりも、しがみついて泣きじゃくっていて、なーちゃんがかずみんをあやしてるようにしか見えなかった。笑

・美月「仕事納めって言いながら、年越しちゃうんですけどw」これライトに言ってるけど実は結構重たい言葉だなぁと思うの。

・空の楽屋を映し出した後、「1時間前」ってテロップで時間逆行して、なーちゃんが独りで椅子に座ってる演出メッチャ好き。

以前のエントリーで語った通り、乃木坂ちゃんが集まったこと自体が奇跡だと常々思っているので、なーちゃんが「乃木坂って、個人の力じゃどうにもならないような不思議な何かを持ってる」と言った時、そこに通じるテイストを感じて嬉しくなりました。

・あと、「卒業のタイミングはここしかない。振り返ってみたら、絶対に今で良かったと思う」と語ったのも、以前それと同じようなことを書いてたので、やっぱりちょっと嬉しかったです。

 

7.その人が生まれ育った場所へ

・成人式に向かう車での飛鳥ちゃん、いつも以上に幼い顔してません???(可愛い

・パニックを避けるためとはいえ、特別席で成人式に参列する姿を見て、とにかく彼女たちは普通ではないんだなと。別世界の人間だと思ったし、彼女たちもまた多くの人が経験するであろう「普通の人生」を知ることはできないんだね。飛鳥ちゃんは一人で座ることにホッとしてそうではあるけど。その後、外の様子を見てみたいと漏らしたけど、やはりここでもパニックを避けるため車の中から覗くに留まっていて、俗世間から隔絶された感が本当に強かった。

・車窓の外を眺める飛鳥ちゃんが可愛かった。

・「あ、知ってる人いた」って言った後にカメラに映ったのはスーツを着た男性。飛鳥ちゃんが彼を指して言ったのかどうかは不明だし、どの程度の関係の人を見つけたのかも不明だけど、秘められた恋愛ストーリーみたいなものを想像して勝手にキュンキュンしてました(笑)。「それでも誰かを探していた」ってテロップもなんか良い。

・冬の澄んだ晴天。川沿いの長閑な空気。色鮮やかな着物姿。上品にまとめられた髪と、華やかな髪飾り。インタビューに答えていくうちに見え隠れする素の表情。イメージカットで見せる艶やかな横顔。そのコントラスト、存在感、映像から伝わってくる全ての実在が奇跡的に美しかった。このシーンだけでも一生眺めていられる。

・同窓会行ってみたいけど不安、みたいなのは良く解る。行ってみれば案外どうってことなかったりするんだけど、行くまでが一番落ち着かない。「どうしよ~」って悩む飛鳥ちゃん可愛かったな。

・席に着いてからも上着脱ごうとしない辺り、ガード緩めない感じが凄かった。

・テーブルの下で指をギュッと握りしめてるのは緊張が伝わってきたけど、何より監督が良く観察してたなぁと感心。

・逃げた過去と向き合う儀式ってのは人生の節目節目で突然やってきますね。自分自身の経験と重なって刺さる刺さる。www

・「苦手だった地元と仲直りできたのだろうか」って表現凄く好き。「案外大したことなかったな」って安堵や「こんなので良かったのかな」って不安や「もっとやるべきことはあったんじゃないか」って後悔。人の気持ちというのはComplex(複合体)で、一言で表すことなどできない。そんなComplicated(いろいろ)な気持ちを抱えて、「大丈夫かな...?」って信じて進んでいくしかない。

・「疲れた...」とこぼす飛鳥ちゃん。お疲れ様。そして、良かったね。

 

8.ステージのはざまで

・映像の見せ方が上手いのだろうけど、バスラのリハのシーンは本当に総力戦って感じがしました。

・みんなで可愛らしい振り付けを練習してるのが一瞬映ったんだけど、何のダンスか判らない。あれ何の曲だったんだろう。

・フライングの練習をみんなで見守ってワチャワチャしてるのが狂おしいほど好き。あれこそ乃木坂ちゃんって感じ。

・掛け持ちすることの大変さや葛藤について語るいくちゃん。「中途半端でいろんな人に迷惑をかけてる」って言ってるけど、本当の意味で迷惑に思う人がいるなら、とっくに干されているはずです。応援している人、いくちゃんの頑張りに励まされている人、いくちゃんが更に活躍する姿を見たいって人、たくさんいると思いますよ。きっと大丈夫。

・「このハートは真夏が書いたんです。こういうのホントやめて欲しいですよね」と言いながら嬉しそうに語るいくちゃん。その後「乃木坂の現場に行かなくちゃ」っていう語りに合わせて、このハートがズームで映し出されて涙腺決壊。

・東京でのミュージカルの練習から直行して23時に大阪着いて翌日のライブのリハ開始って...。「ダルいからバイト干した」とか言ってるヲタク、これ見て何も思わないのか?

・卒コン直前の楽屋に駆け付ける生駒ちゃん。僕も「なーちゃんの為なら来るよ」ってカッコつけて言いたい!!!

・カッコつけてても、まいやんの前に来ると生駒少年に戻るの可愛い。w

・なーちゃん最後の円陣。ここでも彼女は笑顔。悲壮感が全くないのが嬉しい。

・ステージを下から見守る4期生。こうして様々な感傷やスピリッツが受け継がれていくのね。

・「飛鳥がビリでした~♪」って悪戯っぽく笑うなーちゃん。現場で見てたけど本当に楽しそうだった。

・なーちゃんのソロ曲を、裏のモニターで表情一つ変えずに見つめるかずみん。けど、その頬には涙が...。気合いを入れるかのように一度だけ俯いてステージに向かう彼女。その胸中や如何に。

・モノローグ歌う直前の白西。会話せずとも感じられるものを持っているんだなと思った。シンクロニシティ

・「2人の7年はどんな長さだったろう」ってテロップからの怒涛の映像クリップが刺さりまくった。この時に「すべては偶然であり、必然であり、運命だった」ってテロップが、 偶然と必然と運命のどれなんだろうっていう僕の疑問への答えのようで嬉しかった。

 

9.巣立ちの日

・アンコールで登場する直前の西野七瀬さんの表情を見られただけでも、この映画を観た価値はあった。

・「ライブができることが当たり前ではない」と語る彼女。全てが「有り難い」存在であることは常に意識しておきたい。

・彼女は口下手だと、ずっと思っていた。実際、今でもそんなにバラエティトークは上手くない(笑)。けど、この時の彼女は本当に誠実に丁寧に、噛みしめるように、言葉を紡いでいた。綺麗事で繕うのではない正直な、だけど優しいその一言一言が、重く、柔らかく染み込んできました。

・「そんな乃木坂46西野七瀬になれたことは、誰も予想してなかったですよね。本当に感謝しかないです」って、感謝しかないのはこっちの方だよ。本当に有難う。

・あと、ホントにライブが好きだったんだなぁ...って思った。「遠くまで、手を」って言いながら実際に手を伸ばすのとか死ぬほど可愛かったな。

・鳩ドレス着てシンクロニシティを踊る姿、たぶん一生忘れません。(好き

・メンバーが順番になーちゃんに声掛ける場面、与田ちゃんの番になった時に「んっ?どうした?おいで?」みたいな表情で悪戯っぽく覗きこむのメチャメチャ好き。

・ここで与田ちゃんちのゴンゾウ登場。ちょっと笑った。彼女には、ああいう時間が必要なんだろうな。自分が自分であるための拠り所。

・おばあちゃんが作ってくれた自分の記事のスクラップを見て涙を流す与田ちゃん。10代の女の子が故郷を離れて過酷な環境に身を置くことの大変さを想像してこちらも涙。

 

最終章.嘘かもしれない

・前回のエントリーで書いたように、このパート必要かなって一瞬思ったけど、やっぱり本音を引き出すには、周りを気にしなくて良い環境で時間を掛けて話を聞くしかなかったんだろうなと。主題歌でも歌われてるもんね。

誰も知らない世界へ行きたかった

顔を晒したって気付かれない

 いつか飛鳥ちゃんの口から自然に本音が語られる日が来たら良いな。

・「こわがりで やさしい、その人の行く末に 幸あれと願った」(だっけ?)というテロップは乃木坂ちゃん全員に捧げられた言葉ですね。

・あすちゃんカラコンかと思うぐらい、瞳が青いですよね。可愛い。

・幼くて頼りなさげだったり、ハッとするぐらい大人びた表情で鋭い言葉を発したり、そんな振れ幅の大きさも飛鳥ちゃんの魅力かな。

 

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とまぁ、こんな感じで徒然に感想を書き出してみました。

前回よりさらに長い記事になっちゃった(笑)。