タイトロープ

人生綱渡り。決心のきっかけはいつも時間切れ。

僕のジレンマ

北川悠理ちゃんが乃木坂46からの卒業を発表しました。

所謂「推しメン」と呼んでいる子の卒業に立ち会うのは初めてではありませんが、実のところ、乃木ヲタになって10年ほどの中で一番ショックを受けています。

理由は自分にも解らないんですけどね。
好きな度合い(というか依存度?)ならば、僕の人生を変えてくれた西野七瀬、乃木坂にハマるきっかけをくれた橋本奈々未、彼女らが抜けた後も乃木坂を支えると共に僕の心を乃木坂に繋ぎ止めてくれた齋藤飛鳥といった、歴代の推しメンの方が遥かに強いわけで。
ただ、彼女らの握手会には、2016~18年頃に時々行ったものの全然ハマらなかったんですよね。別に彼女らの対応が悪いとかそんなことは全然なく、凄く楽しかったですよ。でもなんか、テレビの中の子を拝みに行ってる感覚で「あー、実在するんだ。可愛いな~」だけで終わってしまって。やっぱりテレビやライブでメンバー眺めてる方が楽しいなって、ずっと思ってました。

現役メンバーに目を向けても、先に好きになって追っていたのは遠藤さくらちゃんや賀喜遥香ちゃんで、悠理ちゃんを応援するようになったのはだいぶ後です。

でも以前のエントリーでも書きましたが、あるライブで悠理ちゃんのパフォーマンスを見た時に、どうしてもその感想を彼女に伝えたいという衝動に駆られて、能動的にミーグリに参加しました。その時、ミーグリ(and握手会)を「テレビの中の子を拝む場所」ではなくて「応援する気持ちを本人に伝える場所」だと初めて認識できたんです。

それ以来、悠理ちゃんのミーグリには定期的に参加してます。他の子のミーグリも時々行くものの、やっぱマメに会って話したいと思うのは悠理ちゃんだけなんですよね。飛鳥ちゃんが卒業発表した時も結局行かなかったし。

だから僕の場合、「好きな度合い」と「会いたい気持ち」は別物なんだと思います。
ヲタクが良く使う「○○は彼女で、××は嫁で、△△は推し」みたいな文法がミジンコほども理解できないんだけど、人によっては僕みたいな考えも理解できないだろうし、結局こういうのって人それぞれだから、いちいち言語化して説明する義務はないよね。っていう言い訳。(身も蓋もない)

ま、とにかくそんなこんなで、悠理ちゃんは1年間ほどのミーグリを通じて認知も得られていたし、心の距離は他のメンバーより近かった自覚があります。

あと、卒業発表のタイミングが意外すぎました。
最後の1期生である齋藤飛鳥卒業コンサート
真夏の全国ツアーの募集日程発表
これらの直後、後輩メンバーだけで新しいスタートを切ろうというタイミング。

何よりも、まだ4期生から卒業メンバーが出ると思っていなかった。
歴代の推しメンについては、タイミングの意外性こそあっても、結構長くやっていた感があったし、同期も既に抜けてるし、いつ卒業してもおかしくないっていう心構えのようなものが薄っすらとあった気がします(4期生だって加入から4年半強、1期生に置き換えたら4thバスラの前辺りなので、ここまで誰も抜けなかったことの方が幸運だったとは思います)。
でも、悠理ちゃんは、少し前には大学4年に進級したことや、

仕事と学業の両立に向けた意気込みなどをブログで語っていましたし、これからの展望は明るいと思っていたので、完全な不意打ちを食らって呆然としました。

過去イチにショックの大きい理由は、その辺が強く作用してるからなのかな?という自分なりの分析結果。どっちにしろ、悠理ちゃん大好きなわけだし、そんな注釈は必要無いんだけど一応ね。

 

さて、ここから本題(前置きが長くてゴメン)。

 

同じ坂道グループ・櫻坂46の曲で「僕のジレンマ」というものがあります。

これを読んでくれてる人には今さら説明不要かと思いますが、念のため。
この曲は櫻坂の1期生で人気メンバーの渡邉理佐の卒業時に、彼女の最後のセンター曲として発表されました(22年4月に4thシングル「五月雨よ」のカップリングとしてリリース)。

僕、この曲メチャメチャ大好きなんです。
坂道とかアイドルとか、そういう括りも一切関係無しで、間違いなく2022年のNo.1ソングだと思っています。自分の人生トータルで考えてもトップクラスに入るぐらい好きです。

旅立ちに即した心情を読んでいて、惜別・夢・愛情といった、人生の様々な局面に投影でき得る歌詞。
ノスタルジーをかき立てる切なさと、まだ見ぬ新世界に駆け出したくなるような壮大さを併せ持ったメロディ。
聴くたびに胸が締め付けられて、目頭を熱くしています。本当に名曲だと思います。
(正直、なんでこれ表題曲じゃなかったんや...って常々)
 
ですが、注意して歌詞を読みこんでみると、違和感を覚える部分もあるんですよね。
 
曲中の主人公「僕」は、夢の為に旅立ちたい気持ちと、残していくものへの執着との狭間で葛藤しています。夢を追いたいけど「君」を残していけない、心が引き裂かれるほどに苦しい。ゆえにジレンマ。
でも、この「僕」は2サビで「どこへも行かない」「ここに残って後悔しよう」と言って夢を諦めています。

「好きなんだ」

そんな僕の 身勝手なサヨナラでさえ 仕方ないねと
君にそっと微笑まれて 白旗揚げた

 

無理だよ
もう 僕は どこへも行かない
優柔不断と 言われても構わない
無理だよ
どちらかを一つだけ
選べと言うならば ここに残って後悔しよう
それ自体は物語の展開としてアリですが、卒業する(旅立つ)メンバーをセンターに据えて歌うには、ちょっと変じゃないですか?その状況で歌うなら、「君」を振り切って旅立つ物語にするべきでは?少なくとも僕がこの曲の作詞家なら、そうします。
まぁ、一度そのような描写をすることで葛藤をより強烈に表現しているとも受け取れるし、その後も「僕」の葛藤は続いていて結論を保留してるようにも見えるので、物語の外で、やはり旅立ちを決意するのかも知れないな...と自分を納得させていました。
それはそれで悪くないシナリオ展開だし、何より曲調が好きだからね...と、大して深く考えずに日常的にヘビロテしていました。
 
でね、悠理ちゃん卒業の知らせを聞いてから、特にこの曲が琴線に触れるようになって、改めて歌詞を読みこんでみました。
すると、先に述べたような違和感が、突如として氷解しました。
 
これは、旅立つ「僕」の想いではなくて、残される「君」の願望なんじゃないか?というインスピレーションが浮かんだのです。
※これが正しい解釈なんて思ってません。あくまでも僕の勝手な妄想なので、そのつもりで読んで下さい。
もうちょっと補足しますと...
卒業する理佐=「僕」="A"
見送るメンバー=「君」="B"
としましょう。
僕は今までずっと、この曲は、旅立とうとしている"A"自身の視点で描かれる、自称(一人称)の物語だと思っていました。けど、見送る立場の"B"が「旅立つ"A"は、このように思っていて欲しい」と願っている、他称の物語だと仮定したらどうでしょう?
"A"が夢を諦める描写に説明がつきませんか?
 
あの人は夢の為に、自分を置いて去ろうとしている。でも、どうにかして、繋ぎ止めたい。
叶うなら、夢を諦めて自分と共に残る未来を選択して欲しい。
そんな"B"の願いが表出したのが、あの「好きなんだ」から2サビの物語なんだと思います。
 
どうしてこんな風に解釈したのかと言えば、乃木坂からの卒業を決めた悠理ちゃんに対して僕が抱いている想いが、それに近いものがあったからです。推しメンの新たな門出を笑顔で見送りたいものの、どうにも心が囚われてしまっている自分がいます。
悠理ちゃんは、自分の夢を叶える為に乃木坂からの卒業を決断しました。己が夢の為に今の立場を捨てても前進する彼女の姿を、頼もしいな、カッコイイな、と思う反面、行かないで欲しい、卒業を撤回して今まで通りの活動を続けていって欲しい、なんて考えてしまいました。

 

また、1サビはストレートに"A"の苦悩を描いたものとしても良いし、上と同様、"A"に宛てた"B"の願望としても意味は通じますね。
ジレンマ
今すぐに行かなきゃいけない
わかっているのに 足が動かないんだ
ジレンマ
でも君を 一人だけ
残して行けない 心が引き裂かれるくらい
"A"という主体が、自分でそのように考えるか、
"B"という他人が、そのようにあって欲しいと願うか、
どちらも同じ人物の心の動きを歌っているのに、物語は全く違う顔を見せてきます。
 
"B"の他称による物語だと捉えると、「足が動かない」「心が引き裂かれる」といった表現の持つ負の要素が一気に増大する。
繋ぎ止めることは叶わないと知っている。それが無理だから、せめて、旅立つ貴方も内心では自分への未練を抱き続けて欲しい。
その立場でそう願うなら、その言葉を発するなら、それはもう呪いの領域なんですよね。

だって、こういうことでしょ?
「貴方が私への想いと夢の狭間で悩み続けるならば、私の心は多少なりとも救われるでしょう」

 
とても身勝手で醜悪な妄想。だけど純粋で切実な、心の底からの願い。
願いと呪いって、本来は同じものだということが良く解る。
言葉は似てるけど「せめて、旅の途中でも私を思い出して欲しい」なんて生温いものではない。
1サビをそういう風に解釈できると気付いた時に初めて、自分もまた、そんな呪いを彼女に押し付けようとしていたのだということに思い至りました。
 
考えてみたら、ここまで明確に「夢がある」と高らかに宣言して次のステップを明かした子は、今までの推しメンには居ませんでした。そんな彼女が眩しくて羨ましくて、自分が置いていかれたような寂しさと焦燥を感じてしまったのかも知れない。
自分がこれ程までに軟弱で浅ましい人間だとは思っていなかった。まぁ凹みましたね。
 
でも、先日のミーグリで会話した際、悠理ちゃんはいつか夢を叶えたら、また僕らファンの前に戻って来たい、と話してくれました。(グループからは卒業という形をとるけど)彼女は片方を捨ててなどいなかったんですね。
ああそうか、この子は強いな...って改めて感心しました。
人生で大切なのは 選択することだ
すべてを手に入れようなんて 虫がよすぎるってこと
この曲中にこんなフレーズがあって、確かに人は常に選択を迫られるけど、必ずしも、夢の為に何かを諦めなきゃいけないわけではない。僕は知らない間に、ステレオタイプな思考パターンに染まっていたのかな。
欲張ったって良いじゃん。何かを欲する心って、願いの根源じゃんね。
それが彼女の、夢を追う原動力なんだなって思い知らされました。
 
笑顔と感謝とエールで彼女を送り出したいというのも、紛れもない本心。
仮に二度と彼女に会えなかったとしても、彼女からは一生掛かっても消費しきれない程の元気と幸せをもらっているから、何があっても頑張れる。その気持ちに嘘はないし、先日のミーグリでは彼女にそう伝えた。卑しい気持ちは精一杯隠して。
 

卒業まで、あと2週間。会って話をするチャンスは2回。
心の底からの笑顔で彼女を送り出すために、何を考えれば良いだろう。

乃木坂楽曲全曲ソート・2022年10月ver. 再延長戦

さて、今回で楽曲ソート総括は終わりです。
1~25位はこちら。
 
ここでは残りの26~40位を紹介します。
 
26位 行くあてのない僕たち
曲自体も好きだけど、MV補正がデカいです。咄嗟から繋がる世界観がとにかくエモくて。
歌詞については、自分の中で賛否あります(笑)。刹那的な陶酔に溺れて、あるいは他に道が無くて、逃避行の先に破滅が待つと知りながらも突き進んでいくようなドラマチックな様を想像したのですが、
今なら戻れるよ 遅刻で済むけれど
このまま乗り込めば無断欠席

ってパートで「ただの学校サボリじゃねえか!!!wwww」って思ってしまった。
ただ、バイトで稼げて講義のコマも飛び飛びで自由に遊び回ってる大学生ならサボリだけど(自分がそうだったので)、中高生ぐらいだと仮定したら、己の世界を取り巻く壁をぶち壊すような大冒険なのかなと思い直してみたり。


27位 私、起きる。
この曲がソートで上位に来るヲタクってワリと少ないんじゃないかって思うけど、どうだろう?なんか好きなんです。
テクノっぽいけど優しめのサウンドと、メンバーの柔らかい歌声がマッチしてて、聴き心地が良いです。思春期ならではの憂鬱や焦燥感みたいな若干の後ろ向きな要素も含みながら、それでも前向きになれる歌詞が好き。あと、初めてMV観た時になぜか泣いてしまった。
そういえば、生田絵梨花ちゃんがMTVアンプラグドで歌ってましたね。
 
 
28位 Sing Out!
心の繋がりを意識した歌詞やクラップなど、世相にマッチしたバズる要素もあったはずなのに、結局いまひとつ伸びなかったなぁ...と残念で仕方ない。横アリライブでレクチャーされた振付も古の失われた伝承となってしまったし。ライブでの一体感に於いて、これ以上の曲は無いと思ってるんですけどねぇ。なんならライブの締めは乃木詩じゃなくて、これにして欲しいと常々思ってる。
あと、絶対に紅白で歌って欲しいです。日本中にこの歌が届くと良いな。


29位 Route 246
いろいろ言われてますが、僕は小室サウンド大好きです。なんだかんだ、青春と共にあった歌なので。
てなわけで、この曲も初めて聴いた瞬間からスッと耳に馴染みました。WOWWOWについては、この曲に限ったことじゃないし、AhだのOhだの唐突な英単語(?)で尺を合わせるのはJ-POP全般で30年以上前から叩かれてることなので今更かな。w
振付あんま好きじゃないんだけど、29thアンダラの個人フィーチャー企画でこれを踊った金川紗耶ちゃんを見て印象が変わりました。踊り方次第でいくらでも格好良くなるんだなと。
 
 
30位 毎日がBrand new day
わりと地味な曲かなとは思うのですが、とても好きです。恋というワードを用いつつ、それだけではなくて夢とか明日への希望とかを、温かく穏やかに歌い上げるのが良いです。
この歌詞のように、毎日生まれ変わった気分で新鮮な気持ちとチャレンジを忘れずに過ごせたら、どんなにか素晴らしいだろうと思います。まぁ、そんな前向きにも生きられないのが人の性というものですが。←
 
 
31位 ロマンスのスタート
恋の始まりのワクワクをストレートに歌った曲ですね。浮かれたって良いじゃない。恋は楽しいものです。恋の始まりってこうだよね、という気持ちを思い起こさせてくれる素敵な歌詞だなと思います。刺さりまくり。
ふいに僕は目覚めてしまった
電流走ったように
初めて(初めて)
君に恋をした
ついに僕は目覚めてしまった
今までとは違うんだ
刺激的な君との出会い
ロマンスのスタート

西野七瀬ちゃんがセンターを務めます。表題曲の「気づいたら片想い」のMVで泣かされまくったんだけど、楽しいはずのこの曲のMVでも大泣きしました。単純になーちゃんが可愛すぎた。対象が可愛いというだけの理由で泣けるのはヲタクの特権です。
振付も大好き。ライブで聴くとついつい体が小刻みに動いてしまう。
それはそうと、なーちゃん卒コンでなーちゃん不在のまま歌ったの今でも許してないです()


32位 シンクロニシティ
これはレコ大による補正ですね。厳密にはドキュメンタリー2(いつのまにか、ここにいる)による補正かな。あの映画が大好きなヲタクです。それでエントリー書いてるし。

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出番の直前にSeishiroさんの呼びかけで円陣を組んで心を寄せ合って、正に曲の通りに、メンバーの心がシンクロしている姿を見せつけられました。あれほど感動的な曲披露はなかなか見られないよねと。
ヲタクと飲んでる時に速報でレコ大二連覇を知って大泣きしたのは良い思い出()



33位 当たり障りのない話
自分の経験にリンクする部分があるので情景をイメージしやすいです。更に言うと、僕の中では「行くあてのない僕たち」「あの日 僕は咄嗟に嘘をついた」と地続きの物語として刻まれています(まぁそれは追々)。
郷愁を誘うようなメロディと、終わったはずの恋への微かな未練をにじませる歌詞が大好き。
終わったことを完全に理解してるはずなのに、どうして思い出すだけで心臓がキュッとするのだろう。本当に不思議だ。
歳食って、そういう後ろ向きな懐古曲に感情移入しまくるおじさんになっちゃったよ...。若い頃も失恋ソングは聴いてたけど、どんな気持ちで聴いてたのかはもう忘れてしまった。昔の自分がこの曲を聴いたらどう思うのか知りたいな。


34位 指望遠鏡
TVアニメ「マギ」のEDテーマに起用されましたね(アニメは全く追ってないし、原作漫画も序盤を読んだだけでその後の展開は知らないのですが)。
冒険ファンタジーに合わせた、夢や希望を前面に押し出した開放感あふれる雰囲気が大好きです。こういう曲、聴いてるだけで泣いちゃうんだよなぁ...。
伊豆大島の壮大な自然を背景に撮ったMVも曲の雰囲気にマッチしてて良いですよね。最近はライブで歌っても、ダンスをちゃんとやってくれない気がする。寂しい。


35位 ありがちな恋愛
乃木坂の歴史やヲタクイベント的にこれといった大きな出来事とリンクしてなくて、ちょっと不遇感があります。せっかくのアルバムリード曲なのに目立ってないよね...。
メロディが好き。オープニングの合成音(?)とか、サビの畳みかけるような展開も良いです。(伝われ

ありがちな恋愛のその結末はどれも同じで
そう知らぬ間に二人 別の道を行く
愛よりも大切な夢を見つけたのなら
現実はいつだって退屈なものだ

若い頃の恋愛ってどれも自分の中では特別感があったけど、今になって省みると、おそらく他の誰しもが通っているであろう「ありがちな恋愛」だったんだなと。
自分は愛に生きるんだと信じて疑わなかったのは、いつ頃までだっただろう?そして、なぜ優先順位が変わってしまったのだろう。


36位 他の星から
推しメン(西野七瀬さんのことです)の記念すべき初センター曲です。「気づいたら片想い」で表題初センターが話題になりましたが、それより前の曲。リリース当時の僕はライト在宅ヲタでカップリングはそれほど気にしてなかったけど、なーちゃんがMVでフィーチャーされてたので、これはヘビロテしてました。
ライブ未体験だった15年初頭に原宿で開催された「乃木坂46カフェ」で、13年全ツ代々木ライブ映像が流れてて、この曲をライブ会場の爆音で聴くとこんなに印象が変わってカッコイイ曲になるのかと驚きました。


37位 意外BREAK
終わった恋への寂寥と決別を歌っています。泣きじゃくるでもなく、怒るでもなく、一人静かに思いを馳せる。大人の恋愛を感じさせますね。これを乃木坂ちゃんが歌ってくれたってのが本当に素晴らしい。お姉さんメンバー(白石、衛藤、松村、高山)で歌ってるのも良い。
おじさん僕的に90年代のシティポップ風のメロディがストライクゾーンど真ん中って感じで、とにかく大好きです。興味ある人は「VOCALAND」とか調べて聴いてみてください。吉沢梨絵ちゃん好きだった。オススメ。


38位 好きになってみた
恋に身を委ねる不安と期待をストレートに歌い上げる様子が何とも可愛らしいです。もう自分はそんな風に恋にドキドキワクワクする歳でもねぇなとブレーキ掛けてしまう斜に構えたおじさんですが、思い出に照らしてみると、確かにそんな気持ちを抱いていた頃はあったなと(トオイメ)。
とは言え、ここまで上位に入ったのは自分でも意外で、完全にライブ補正だなって感じです(もちろん好きな曲ではあります)。

この曲を歌ってる時の遠藤さくらちゃんが、本当に恋する乙女の顔なんですよね(そうなんや)。ライブでさくちゃんの表情を見ていたら、あの頃の感情がほのかに蘇ってきて、やっぱり恋って楽しいものだよねと再確認。


39位 初恋の人を今でも
タイトルだけでエモ死できそうなエモさです。初恋って、どうして思い出の中で美化されちゃうんでしょうね。ピュアだった自分を忘れたくないからでしょうか。
歌詞はどんな状況にも投影できそうな内容で、容易に脳内で映像化できるというか。幻想的な雰囲気漂うMVもまた、綺麗な思い出の中に仕舞われている初恋を連想させます。

三年が過ぎたんだね
君が街を離れた日から
風の噂を聞かないけど
夢は叶ったか?

初恋じゃないけど、似たようなシチュエーションは自分にもあったなぁとしみじみ。


40位 僕だけの光
まだ何者でもない自分への焦燥と、未来への希望が感じられる青春ソングです。ほとばしる衝動を全力でぶつけるような青春も良いですが、こんな風に静かに熱く燃える青春も良いですよね。
この曲は乃木坂ちゃんが高校生クイズのサポーターとして初めて出演した記念(?)の大会で、テーマソングとして起用されました。表題曲の「裸足でSummer」と同じく、1期生最年少の齋藤飛鳥ちゃんがセンターを務めています。当時の彼女は選抜メンバー中で唯一の現役高校生であり、彼女がお姉さんメンバーを率いる編成で高校生への応援ソングを歌うというのもエモさを加速しています。
何よりライブでの「hey!」が死ぬほど熱くなれるから早く復活させてお願い。

 

 
はい、ということで楽曲ソートの総括をしてみました。
改めて読み返してみて、自分ホント面白い文章書けないな...。
それでも、それぞれの曲についての感想で、何かしらヲタクの心に引っ掛かるものがあれば良いなと。

乃木坂楽曲全曲ソート・2022年10月ver. 延長戦

先日、楽曲ソートのトップ10を書きました。

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40位まで抽出したので、11位以降の楽曲を挙げていきます。
ここからはカウントアップで、今回は25位まで。

 

11位 僕が手を叩く方へ
エモさの塊のような曲(説明の放棄)。序盤の暗い曲調はちょっと驚きましたけども。Bメロの辺りから力強さを増していって、迷いを吹き飛ばすようなサビの盛り上がりが大好きです。そして何より、クラップが最高に熱いですね!
 
 
12位 錆びたコンパス
あてどない荒野の旅を思わせる歌詞で、「キャラバンは眠らない」にも通じるような世界観ですね。キャラバン~~は先駆者の背中が一つの道標でしたが、これは道標さえも自身の手に委ねられているような、意識が更に一段高みに登ったことを感じられます。
元々好きな曲ではありましたが、ライブ現場で聴いたことで好き度がマシマシになりました。先日のアンダラでは、落ちサビで推しメン(北川悠理さんのことです)が腕もげて飛んでっちゃうんじゃないかってぐらいの勢いで腕振りかざしててメチャメチャ元気もらいました(笑)。歌い終わり、上の照明落として後光だけになってるところで悠理ちゃんが思いっきり髪振り上げてるシルエットもカッコ良くて惚れました。
 
 
13位 風船は生きている
例によって曲調から入って好きになりました。歌詞は自分の解釈が定まってないけどそれでも上位に来たのは、この曲が、僕が北川悠理ちゃんを好きになったきっかけの曲だからです。目を閉じれば、この曲で楽しそうに踊る悠理ちゃんの姿が浮かびます。
詳細は↓こちら↓のエントリーを読んでいただければ。

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このエントリー、実は悠理ちゃん語りのおかげで13位の説明が自分の想像を遥かに超えて長くなりすぎたために記事を分けたものです(笑)。
賛同は得られにくいかもですが、このアンダラの時から、この曲は僕にとって北川悠理の曲になりました。ゆーて本人は曲にそこまで執着してないだろうけど。まぁ、それはそれで構わない。とにかく僕がそう思いたいんです。悠理ちゃん大好き。
2曲連続で悠理ちゃんエピソード絡んできたのはホントにただの偶然です。
 
 
14位 僕のこと、知ってる?
乃木坂ドキュメンタリーの2作目、「いつのまにか、ここにいる」の主題歌ですね。このドキュメンタリー映画については思うところが多々あり、以前にもエントリーを書いています。
そこでも書いたけど、この曲からは、有名になりすぎた苦悩や、実感のない評価による足元の不安定さや空虚感といったものが読み取れます。あくまでも秋元康の書いた詞ではありますが、歌詞の中の「僕」はおそらく乃木坂ちゃんの投影なのだと思います。
乃木坂メンバーの絆の強さは、そういった悩みや不安の裏返しでもあるのだろうと、常々考えています。ファンである自分が彼女らを檻の中に閉じ込めてしまっていないか?という自問自答は常に付きまとうし、同時に、僕らの目に映っているものは彼女ら一人一人の人生そのものであって、本当に重くて尊い存在なのだということを、聴くたびにしみじみと実感させられる曲です。
 
 
15位 絶望の一秒前
「〇番目の」シリーズを2作で終わらせた功績は大きいです。ここで断ち切らないと永遠に繰り返す呪いに化けるとこだったからね()
歌詞はネガティブなワードが並ぶけど、この「僕」はすでに闇を抜け出すヒントのようなものを掴みかけていて、「漆黒の闇が来る」と言いながらもその先に光が見えるのだと信じていることでしょう。そして、絶望に覆われる一秒前に、結局は自分の心次第だと気付いたのだと思います。それゆえのタイトルかなって。
暗くとも広大な宇宙を思わせるような、スケール感の大きいサウンドも好みです。歌詞・曲調ともに、宇宙を暗中模索で進む様を連想させ、この曲でデビューとなった5期生にうってつけの曲だと感じました。
 
 
16位 価値あるもの
まんま、推しメンを想うヲタク君の曲じゃん...となって、聴くたびに心を全方位からメッタ刺しにされます。でも好き。←
2001年組、好きな子が多くて自分的には大正義ユニットなので、こんな素敵な曲を歌ってくれてありがとうの気持ちでいっぱい。
MVは「2001年」ってワードから安直に連想したのであろう「2001年宇宙の旅」をオマージュしたかのような作りで、正直あんま納得いってないです。
 
 
17位 全部 夢のまま
お互いに好きで一緒になったはずなのに、何故すれ違ったりケンカしたりしてしまうんでしょう。そうやって徐々に好きな気持ちが磨り減って、不満の方が積もってしまう。不思議なものです。
それでも互いに歩み寄って修復できれば良いんだけど、大体この主人公みたいに、現実と向き合いたくなくて内向きの思索に逃げ込んでしまうんですよね。愛すべき弱みでもありますけど。人の性というか。ウダウダと悩む不甲斐ない人間の物語。自分にも覚えがあります。
康氏、こういう男の物語を描きがち?けど大好物です。
昔のディスコミュージックにも通じる曲調で、これもまたおっさんの琴線に触れました。
主人公は最終的に、傷ついてでも夢の世界と決別する道を選んだようです。
その決断が必ずしも幸せな結果に結びつくと限らないけど、積極的であれ消極的であれ、本人が為した決断は糧になることでしょう。(マジメか)
 
 
18位 滑走路
蘭世の「どうするの?」で毎度毎度「どうしましょう?!」って頭抱えるおじさんやってます。「意外BREAK」にも通じるエッセンスがあって、大人の恋模様を連想させる歌詞とシティポップ感が大好きです。
滑走路という比喩が巧いなって思います。助走していることを言い訳にして永遠に飛び立てない(飛び立とうとしない)情けない過去の恋を思い出して、一人勝手にダメージ受けてたり。なんか四畳半神話大系みたいだ。
あと康氏が狙ったかどうかは知らんけど、この曲を歌うアンダーメンバーに対してのメッセージにもなり得るのかなと思った。「自信が無いなんて言わずに、君たちは今すぐにでも飛び立つ力を持ってるでしょ?」って解釈できるかなって。だとすれば、恋愛話にカモフラージュしてるけど、実は仕事や仲間やファンに対しての情熱を歌った曲...とも受け取れますね。
 
 
19位 Under's Love
激しいフラメンコ調のイントロにやられました。とにかくカッコイイ。
イントロとアウトロの「Ah,Ah」のところでパンパンっと手を叩くのも好き。ヲタクもやると楽しいから是非一緒に!(たぶんずっと言う)
歌詞はいろいろ議論というか波乱を呼んだ「アンダー」にも通じるものがあります。アンダーの境遇とか、そこに立つメンバーの心情に寄せた(つもりの)物語なのだろうと受け取りました。けど、情熱的な曲調の影響もあるのか「アンダー」ほどの悲壮感は漂っていなくて、小さくとも強い野望の炎が燃えているような印象を受けます。それゆえに、眉をひそめたりすることなく、純粋にパフォーマンスを見つめて応援できました。
何よりも、センターで踊るまあやがカッコイイです。気合いが漲っているのがビシビシ伝わってきて、そんな余計な心配を吹き飛ばす力強さに痺れました。
こちら側からメンバーの心情を察することはできないけど、アンダーセンターってポジションには、とても一言では言い表せない含みがあるのだろうと思っています。だからこそ、今後この曲がどのように歌い継がれていくのか気になります。
 
 
20位 他人のそら似
歌詞を読んだ時に「僕のこと、知ってる?」と同じ世界観をイメージしました。
たぶん、
街に貼られたポスター 誰かに似てるような
と、
それとも誰かに似てるだけか ドラマに出ていた女優だったか
が、リンクしてる気がしたからかな?
「自分はどこから来た誰なんだろう」という悩みを抱えていた「僕のこと~~」に対して、「君がどこの誰かは問題じゃない。君は君だよ」と歌うのが今作です。アンサーソングっていうのとは少し違うけど、同じ世界を違う切り口で見ているような感覚。あるいは「悩み惑う僕」と「迷いを振り払った僕」のパラレルワールドのような。
「誰も知らない世界に行きたい」と歌っていた乃木坂ちゃんが、いつの日か、芸能人だった自分を知らない誰かと知り合って、この曲のように恋をできたならば素敵だなと思ったりする。
もちろん、この曲はただ単にポジティブ過ぎる青年の恋愛ストーリーとも読み取れ、両作品には何の繋がりもない可能性は否定できません。でも「僕のこと~~」を大好きな僕は、繋がりを想像せずにはいられないのです。そうあって欲しい。
乃木坂結成10周年の曲でもあり、歴代の表題曲のダンスを取り入れたことでも話題になりましたね。「エモい」と評する声も聞こえたけど、自分的にはエモというより、お祭りソング的な受け止め方をしました。なので、そこは加点要素にはならなかったな...。w
 
 
21位 I see...
某〇MAP感で話題になったり、運営自ら「モンスター楽曲」と呼んじゃうのも納得のグルーヴ感。キャッチーなメロディとポジティブな歌詞で、「これこれ!欲しかったのはこれだよ!!!」ってなりました。ライブでも最高に楽しく盛り上がれる曲ですよね。
...って言いながら21位。
いやー、この順位は自分でも意外。もっと上に来ると思った。ゴメンよ。(誰に謝ってる?)
ヲタク人気も高いと思うし、ライブでは確実に盛り上がるし、非の打ち所は無いんですけどね。自分的に似た扱いの曲が今回もっと上位にランクインしてて、相対的にランク下がってしまった。本当にゴメン。(だから誰に)
でも好きでなくなったわけじゃないですよ!MVの4期生ちゃんを眺めた時の多幸感がハンパないし、初見の感動は全く色褪せないです。
あと、センターの賀喜遥香ちゃんは恋です。恋なんです。(日本語ナシ)
彼女を見てると恋しちゃうんです。圧倒的ヒロインの求心力。みんなで叫ぼうぜ。
「君の~ことが~好きだ~!!!」
 
 
22位 口ほどにもないKISS
若干のコミカルさもあって、とにかく全編に漂う可愛らしい雰囲気が大好きです。
大概、男子より女子の方が精神的に成熟しているもので、恋の駆け引きなんてどうしたって女子が優位です。解ってても自分を大きく見せようとしちゃう愚かしさとか、それを包む優しさとか、そういうものも含めて、この二人の関係性や愛情表現が堪らなく愛おしいです。背伸びしがちな男子の姿を女子側の目線で描いてるけど、それだけじゃなくて女子の側にも強がりとか大きすぎる期待が見え隠れするのもホッコリしちゃう。
思春期の現在進行形の恋愛を連想したけど、過去の恋の回想だと解釈できなくもない。そう思うと途端に切ない要素も生まれてくる不思議。
歌詞中の「(笑)」、僕は好きですよ!
 
 
23位 孤独な青空
自分の場合、曲の好みはメロディの好みで大方決まるけど、歌詞を全く気にしないわけでもない。歌詞の内容と曲調が乖離したものは好き度が下がるし、そもそも歌詞が好みじゃなければアウトになる。
で、この曲の歌詞は解釈の余地がありすぎて、自分の中での評価が定まっていない。その感想(というか思考の垂れ流し)だけで1エントリー書けるだろうと思う。でも開放感と疾走感溢れる曲調が好みすぎるのは勿論、何と言っても推しメン(橋本奈々未さんのことです)卒業コンサートの本編ラスト曲だという点のエモさで臨界に達しているので、歌詞の解釈はどうでも良くなってる。むしろ掘り下げたくないとさえ思っている。
この曲を歌い終えた彼女が頭上で握り締めた拳が、いつまでも網膜に焼き付いて消えずにいる。
先日の神宮ライブで林瑠奈ちゃんセンターで披露したアコースティックver.も素晴らしかったです。
 
 
24位 深読み
この曲のランクインは完全にライブ補正です。歌詞は抽象的なワードが多くて、正直意味解ってないです()
曲調は一昔前のダンスミュージックとかK-POPみたいな感じなのかな?これも普段の自分からすると、それほど好みってわけじゃないんですが。でもライブで気怠いビートに合わせて踊る乃木坂ちゃんがメッチャ格好良かったので(演出含めて)。特に推しメン(齋藤飛鳥さんのことです)の妖艶な表情とダンスが堪らんですばい。
 
 
25位 光合成希望
推しメン(西野七瀬さんのことです)のソロ曲の中で一番好き。本来もっと上位に好きな曲なんですが、今回のソートでは他の曲のプラス査定が多くて、少し下になりました。
この曲については既にエントリー書いたので省略するけど、とにかく彼女は僕にとって太陽にも等しい存在だということです。
興味ある方は↓こちら↓を読んでいただければ幸い。
余談:
卒業したメンバーの曲を勝手に歌うなって怒るヲタクが居るけど、後輩が歌ったってOGの思い出が消えるわけでも汚されるわけでもないのに不思議。他の人が歌った程度で上書きされる思い出なら大した思い出じゃないような気がするけどな。
こういう曲もどんどん後輩ちゃんに歌い継いでいって欲しい。
今になって乃木坂を知った人が、昔の良曲を知らないままでいるのは勿体ないし、推しメンの曲を聴いてくれないのは悔しいなと思うので。
何より、曲は乃木坂のものであってヲタクのものじゃないんだから、どのメンバーが歌おうと文句言う権利は無いと思われ。ヲタクの顔色窺って継承を押し出した紹介VTRとかもいちいち用意する必要無くて、メンバー自身が歌いたいと思う曲を好き勝手どんどん歌えば良いのにと思う。
 
 
今回はここまで。26位以降は別エントリーで。
 
 
*****12月5日追記*****
40位まで書きました。

乃木坂楽曲全曲ソート・2022年10月ver. トップ10

ここ最近、といっても一ヶ月ほど前に嵐が過ぎた感があるけど、楽曲ソート(全曲)という名の苦行に打ち込むFFさんが多数いて、自分も久々にやりたくなりました。
経験者なら解ると思いますが、曲数が多くなればなるほど加速度的に精度が低くなります。やっぱ今回も自分の好みとは異なる結果が観測されたので、世に出すのは止めようかと思いました。
でも今回利用したサイトは、対象曲を任意に選択できる便利な作りだったので「これは自分が好みに挙げることは絶対にない」って曲を除外してリトライしたら、明らかに精度が上がりました。そして更に、その結果から上位100曲を抜き出して再ソートという手間の掛かるプロセスを経て上位40曲を選出しました。実質2.5回やってるので、メチャメチャ時間掛かりました。ヒマ人なのかドMなのか。
それと、過去にソートやった時は推しメン補正とか気分とかの浮動要素をできるだけ排除して、自分の中での普遍的な好みを探るようにしてたんですが、今回は深く考えずに気分で選んでみました。ライブ補正とか歌唱メンバーによる補正とか、ガンガンに加点した。だからライブの余韻とか、推しメンの現状に対する想いとか、「2022年10月の気分」をモロに反映した結果になってます(注:ひなちま卒セレ前にやってます)。
 
偏見に満ち満ちたコメントとともに、結果をまとめました。
長すぎてアレなので、ここではトップ10だけ発表して、11位から40位は別エントリーで出します。お暇な方はそちらも読んでいただけたら嬉しいです。
 
*****
 
10位 ごめんねFingers crossed
元々好きな曲ではありますが、何よりセンター遠藤さくら補正がデカいです。
最初は「乃木坂ちゃんカッコイイ曲も良いじゃん」ぐらいな感じだったんですが、転換点は松村沙友理ちゃん卒業コンサートでした。卒コン用の可愛らしいフリフリな衣装(プリキュア衣装なんて呼ばれてたりするようです)を着て、この曲をバキバキに踊る遠藤さくらちゃんに目が釘付けになりました。
その後、全ツ地方公演の配信(たぶん大園桃子ちゃん最終ライブ)で、曲前のスピーチで自身がセンターに立つことの不安を吐露しながら頼りなさげに目を潤ませたものの、そこから一変して、全てを背負い込んだかのような迫真の表情でパフォーマンスする姿に心臓を鷲掴みされました。
彼女のパフォーマンスの質については、たびたびヲタクの間でも話題に上っているようだし自分も思うところがありますが、上手く言語化できる自信が無いので今回は割愛します。
とにかく、それ以来ライブでこの曲を披露する時は、僕の目は自動的に遠藤さくらフォーカスカメラになってしまいます。彼女を見るための回と全体を見る回で2回歌って欲しいぐらいだけど、きっと2回とも彼女を見つめてしまうことでしょう。
あと頼むから、ライブの演出家はこの曲を移動に使うの止めて下さい。ホントお願い。
 
 
9位 ジャンピングジョーカーフラッシュ
ギターサウンドの暴れまくる感じが最高にテンション上がります。マジで「ジャンピングジョーカーフラッシュは最強!!」じゃんって感じです。
MVで4期ちゃんが本当に本当に楽しそうに踊っているのも大幅プラス査定要素です。
推しメン(北川悠理さんのことです)の歌割りで声がハッキリ聞こえるのも嬉しい。好き。←この好きは悠理ちゃん好きの好きです()
曲が解禁された時はヲタ飲みの真っ最中で、みんなでラジオに噛り付いて聴いてたな。居酒屋の雑踏と混じり合っていたけど、それでもメチャクチャ盛り上がりそうな雰囲気は充分すぎるほど伝わってきました。
こないだの神宮ではコール不可の状況でもテンション爆上がりしたし、コールできたら更に盛り上がるね!考えてみたら、I see...も全開コールしたことないか。どっちが盛り上がるだろう?w
 
 
8位 キャラバンは眠らない
端的に言うなら「継承と未来」ですかね。歌詞が示唆する世界観としても、そしてリリース状況(22th帰り道カップリング)的にも歌唱メンバー的にも、1期生頼みの体質からの脱却(というか、緩やかな移行)を意識したものであろうことは想像に難くないです。歌詞と曲調がマッチしていて、広大な星空の下、果てない地平の向こうへと歩を進めるキャラバンの姿が本当に目に浮かぶようです。
7thバスラ、若手メンバーを従えてセンターで歌い踊る推しメン(齋藤飛鳥さんのことです)の雄姿に、涙が止まらなくなりました。
ただ、当時の若手メンバー16人による編成でしたが、そこから僅か4年で半分近くが卒業するとは思ってなかったな...。
 
 
7位 羽根の記憶
歌詞が最高に好きです。余すところなく徹頭徹尾大好き。人生に於ける全ての希望がこの歌詞に凝縮されています(過言)。「君には可能性が眠っている=空を飛ぶための羽根が当たり前のように備わっている」ってことを「記憶」の一言で表現したの巧いなぁと思います。秋元康ありがとう。
僕としては紅白で歌って欲しい曲として念頭にあります。なんで山下美月ちゃん出演NHKドラマ「舞いあがれ!」の主題歌でこれ使ってくれなかったんでしょうね?今から差し込めません?>偉い人
冒頭部分の詞を聴くたびに、これを歌う乃木坂ちゃん自身も、この歌に背中を押されて幸せに向かって進んでくれてたら嬉しいなと思ってしまう。
想像してみた 10年後の自分
どこにいるのだろう?何しているのだろう?
その頃ちゃんと しあわせなのかな?
あと、ライブ用の振付が大好きです(MVの振付は違う)。特に羽根パタパタするとこ。15年神宮ライブでの披露が印象的です。
 
 
6位 あんなに好きだったのに...
僕は疾走感を強く感じるバンド風のサウンドがとにかく大好きなのですが、その点に於いて極致とも言える曲です。サビのところで盛り上がりをどんどん被せてくる感じも好き。
歌詞は、いくらでもストーリー膨らませていけそうなぐらい、リアルな情景を豊かにイメージできて良いです。悲劇とか後悔を連想させるタイトルでありながら、蓋を開けてみたら「好き過ぎて限界突破しちゃったじゃないか」って内容で、良い意味で裏切られました。良い意味で!(飛鳥vo)
ダンスはLICOさんの振付で、カッコイイ系のサウンドに乗せても違和感がないギリギリラインの可愛らしいものになっていて、これもまた好みにストライク。
これでMVまであったら完璧どハマりしてたと思うので助かった(?)。
 
 
5位 Actually...
メチャメチャ好き...!!
ヲタクの評判はあまり良くなさそうですが。ただ、純粋な曲の評価というよりは人選やら諸々の理由で敬遠してる人が多い印象。ま、その辺はさておき。
初披露は46時間TVでしたね。僕は幸運にもチケットが取れて現場参戦しました。
最初の感想は「最高にカッコイイ曲キターー!!!」でした。サウンドも良いし、ダンスやフォーメーションも格好良くて、とにかくワクワクして、一緒に参戦したヲタクたちと興奮気味に感想を話した帰り道を覚えています。
だけど、帰宅後に録画しといたTVでの披露(46時間TV終了直後にTV生放送されてて、それも現地で中継の様子を観覧してた)を観たところ、微妙にショボいな?と感じてしまった。ラジオでも音源確認したら、やはり現地ほどの迫力が感じられなかった。
振り返ってみると、現場の肌で感じる音圧による補正が大きかったのかも知れない。その意味でも、初披露に立ち会えたのはラッキーだった。音源で聴き慣れたら、違和感というか物足りなさは消えて「やっぱカッコイイ」と思い直したし、その後もライブの大音響で聴くたびに好き度が増しています。
歌詞は抽象的だと思いますが、まるっきり理解不能ってわけじゃなくて、むしろいろんな状況に投影しやすく、誰でも独自に解釈できそうかなと。解りやすい正解が無くたって良いじゃない。ほのかに漂う厨二っぽさも好き。
落ちサビでセンター中西アルノちゃんがシャウトするとこ格好良くて震える。一時期やや調子を落としていたようですが、最近また復活してきて良かった。
ライブでは一向にフル尺で披露されないことに不遇感を抱いてましたが、神宮の特効マシマシ演出で溜飲が下がりました。w

余談:ガルルも夏フリもインフルも最初はヲタクの評判あんまり良くなかったしね。歌い続けるうちに、これもブチ上げ曲になってくれることを祈ってます。
 
 
4位 バンドエイド剥がすような別れ方
彗星の如く現れたニューアンセムここ最近の曲の中で間違いなくダントツだった「Actually...」をも軽々と超えていきました。また5期生ちゃんに新しい曲どんどん欲しいと思う反面、この曲を披露する機会が減るぐらいなら一生新曲要らないって思っちゃうぐらい好きです。
推しメン(菅原咲月さんのことです)がサビ導入部で繰り出すウインクは、乃木メン歴代の必殺技(とは)でも上位に入る破壊力だと思います。本人もスタッフさんから褒められて、毎回やるようにしてるらしいと何かのインタビューで読んだ記憶。ぜひ皆さんも注目してみて下さい。
この曲への想いは、以前に書いたエントリーを読んでいただく方が良いです。

hide-b247.hatenablog.com

ちなみに、MV視聴ペースは少し落ちたものの今でも毎日観てるので、もしかしたら1人で1万再生ぐらい突破したかも知れません()
 
 
3位 Wilderness world
前から超々大好きな曲だったんだけど、ここまで上位に来たのはライブ補正が大きいと思う。生で観て、好き度が限界突破しました。
もしかしたらライブで聴くことは一生無いかもと諦めて(恐れて)いましたが、まさかの29thアンダラで客前初披露。イントロが流れた瞬間、衝撃のあまり膝から崩れ落ちた(not比喩表現)。
サビの「~~ためにあるんだ」のところで手首をくりんっと回す振付が大好きなんだけど同意してくれる人いません?「あんなに好きだったのに...」もそうだけど、LICOさんの振付って格好良さとセクシーさと可愛さのバランスが絶妙なんですよね。
本来のセンターである飛鳥ちゃんはまだ客前で歌ったことないよね(たぶん)。生で拝めることを祈ってます。
 
 
さて。残り2曲。
2位と1位に挙がる曲は自分の中で殿堂入りしてるので、ソートやる前から結果は判りきってました。好きとかどうとか以前に、僕自身の人生に浸透してるというか。他の曲にどれだけ補正かけてプラス査定したところで、これを超えることは無いと確信している。なんなら、次やる時からこの2曲は外して良いんじゃないかって気が。
 
 
2位 あの日 僕は咄嗟に嘘をついた
自分が過去に経験した失恋と完全に重なる歌詞になっていて、初めて聴いた時は自分のことを歌われているのかと本気で錯覚して、逃げ出したいほどの恥ずかしさを感じると同時に、10年以上も前の後悔がリアルタイムの感情として呼び起こされて涙が溢れました。
あの日 僕は咄嗟に嘘をついたんだ
どんな嘘か 今は覚えていない

その後の生き方や性格まで変えてしまうほどの激しい後悔を招いた出来事なのに、自分が発した言葉の内容を覚えていない。ただ、その瞬間の彼女の表情だけが、今も目に焼き付いています。

たった一つの秘密 作ってしまっただけで
君と僕は 違う空を見ている

不可逆の変性って、こういうことを言うんだなと。たった一つの嘘がずっと心を縛りつけるということも、たった一度のすれ違いだけで二度と心が交わらなくなるということも、そんな重要な記憶が欠落するということも、実際に起こり得るのだと経験から知っていたので、この詞は自分の中にスッと入り込んできました。
あの日に戻りたいと願ったこともあったけど、巻き戻したところで結末は決まっていた気もする。その後悔だけが本気で他人を愛したことの唯一の証であり、自分への戒めでもあり、消したくない、消えて欲しくないという想いもあります。だからこの曲はずっと僕の傍らにあり続けるでしょう。(本日のポエム)


1位 命は美しい
推しメン(西野七瀬さんのことです)がセンターを務める11thシングル表題曲が堂々の1位です。
メロディも歌詞もダンスもMVも全て好きですが、それらが絡み合って「好き」以上の次元にある感情を生み出していて、これこそ本当に言語化できない域に達しています。僕的に真の意味でのエモ曲。
はるやまCMで音源解禁されて、15秒程度の切り抜きだから今一つピンと来なかったんだけどね。フルで聴いたらメチャメチャ良いじゃんかと。更に、激しいダンスとMVの美しい映像に釘付けとなりました。歌衣装にスニーカー着用というのも目を惹きました。今でこそダンスの激しい曲も増えたけど、当時の乃木坂にしては本当に珍しくて、全てが新鮮に映った記憶。
ピアノの旋律による静かなオープニングからの炸裂音、それと共にダンスが静から動へ切り替わる瞬間が堪らなく大好きです。ここまでの冒頭の映像が大好きすぎて、MVイントロだけリピートした選手権があったら世界で三本の指に入る自信があります(盛った)。
イントロが終わると、曲調は一旦落ち着きを見せ、美しい情景が展開していきます。抑制のきいたメロディには尖った氷みたいな冷たく澄んだ美しさと儚さが漂っていて、気品が損なわれていないというか。MVの世界観もそのイメージに合うものだったし、ドラマパートが無かったことも自分的には高評価です。
詞は全体的に抽象的ではあるものの、メッセージ性は強いと思います。タイトルからして「命は美しい」なんて重め強めなワードだし。太陽降り注ぐ一面の花畑のような元気や華やかさはないけど、たった一輪で咲き誇るような、名も無き花の静かな力強さと儚さを感じます。

命は美しい
初めて気づいた日から
すべてのその悲しみ
消えて行くんだ
永遠ではないもの
花の儚さに似て
その一瞬一瞬が
生きてる意味
綺麗事とも思える詞だけど、僕にとっては西野七瀬さんへの想いを言語化してくれたような歌詞でした。僕は人生どん底の時期に、彼女の存在に心を救われました。ファンとして彼女を応援できるこの時間も永遠じゃないし、彼女に関わる全ての時間が自分にとって意味あるものです。
西野七瀬さんの儚くて可憐な佇まいとダンスの時に見せる凛として熱い眼差しが、曲を構成する要素との相乗効果で雰囲気を高め合っていて、一言で言い表せない至高の価値を感じさせてくれます。人生最高の曲に出会えました。
あと、ジャケ写アートワークとかMV後半のゴシック風衣装についても語りたいけど脱線しそうなので割愛。w
 
 
というわけで、トップ10はこんな感じになりました。1位コメントが長いな()
面白い冗談を混ぜることもできなかったので、飽きずに全部読んでくれた人がいたら感謝しきれません。w
どれか特定の曲についてだけでも、自分も語りたいとかいうヲタクいたらコメント下さい。←
 
*****12月5日追記*****
延長戦ということで25位までのコメントを書きました。
 
*****同12月5日、さらに追記*****
26~40位まで。 

Perfectly, Euphoria!!!

今日のエントリーは北川悠理ちゃんの話を少々。
 
乃木坂46公式HP 北川悠理プロフィール
僕のツイートをしっかり見てる人は(そんな人が居るのかどうかはさておき)なんとなく気付いてると思うけど、最近北川悠理ちゃんのことが好きです。とっても好きです。
 
一推しが誰かって発言は控えますが()
 
仲の良いヲタクからも「ヒデさんが悠理ちゃん好きって意外」と言われることが多くて。
確かに、以前はそれほど注目していませんでした。
乃木中などで見かける彼女は、言葉のセンスが独特で、喋るテンポが超スローで、不思議キャラのイメージがありました。乃木中では、彼女が何か喋るたびにBGMでハルジオンが流れるというイジられ方もしていましたね。
 
最初に印象が変わったのは、20年6月に配信された46時間TVの第4弾(「はなれてたって、ぼくらはいっしょ」ってやつ)でした。
個人企画「乃木坂電視台」で、彼女はロボットに興味があると唐突に言い、AIロボットと友達になろうとする企画にチャレンジしました。
すると彼女の独特の間と、AIならではの融通の利かなさが相まって、絶妙に噛み合わない会話劇(劇ではない)を延々と繰り広げてて、ホント腹筋よじれて死ぬんじゃないかってぐらいメチャメチャ面白かったんですよね。
彼女はAIが相手でもマイペースを貫いてたけど、それでいて丁寧に言葉を選んで、伝わってなさそうだと思ったら即座に補足を添えたりして(でも全然噛み合わなくて余計に面白いことになってた)、イメージしてたほど不思議キャラではないなと思いました。
 
で、僕はTV番組で活動する乃木坂ちゃんを観るのが好きなので、基本的にメンバーが出る番組は片っ端からチェックしてます。
その頃から悠理ちゃんはクイズ番組にピンで呼ばれることも多くなり、僕自身クイズ番組が大好きってこともあって、彼女を目にする機会が増えるとともに、自然と彼女の応援に力が入るようになりました。
 
そして昨年10月、28thアンダラ(マシンガンレインの時です)に参戦しました。
僕は幸運にもアリーナ最前ど真ん中の席で、すぐ目の前のフロントメンバーを中心に観戦してましたが、3列目でひと際元気良く踊るメンバーが目に飛び込んできました。
そのメンバーこそ、北川悠理ちゃんでした。
「この子、ライブではこんなに溌溂と踊るんだ」と驚いたことを覚えています。
 
その数ヶ月後、最大の転機が訪れます。
29thアンダラ(厳密にはアンダラ前日の北野日奈子ちゃん卒コン)で再びステージ上の彼女を見た時、やはりあの元気な姿は見間違いではなかったと判りました。すっかり釘付けになって、翌日からのアンダラには推しメンタオルを買って参戦
残念ながら彼女は他の仕事や学業との兼ね合いが響いたようで、曲に参加する機会は少なかったのですが、「風船は生きている」歌唱ではフロントを務めました。
その時、彼女は溜めこんだエネルギーを数少ない出番に爆発させるかのように、それまで以上に元気良く踊り出しました。間違いなく彼女はステージ上の誰よりも大きく踊っていたと思います。
直前のMCで「普段は感情を表に出すことが得意じゃないけど、ライブだと曲を通して気持ちが出しやすいので、今も楽しくてテンション上がってて、気持ちを曲に乗せて頑張るから皆さんも受け取って欲しい」的なことを話してて、正にその言葉通りに、楽しくて仕方ない!!というオーラが全身や表情から明らかに溢れ出てました。その楽しそうな姿の何とも可愛らしいこと♪
見てる僕の方が楽しくなって、これ以上ないほど幸せな気持ちをもらえました。
 
リピート配信で確認したら、やっぱり大きめのアクションで踊る彼女がチョイチョイ映ってましたね。もし、あの映像が再び世に出ることがあったら、もっと多くの人に彼女を見て欲しい。きっと僕みたいに彼女を好きになるヲタク増えるはず。
のぎ動画でアーカイブ公開されたりしないかしら?それより前のアンダラもまだだから厳しいかな。
 
とにかくその多幸感をどうしても本人に伝えたくて、推しメンの西野七瀬さんや齋藤飛鳥ちゃんの握手会でさえ殆ど行ったことのない(なーちゃん卒業以降、一度も握手行ってない)僕が、自ら進んで彼女のミーグリを取りました。ミーグリ用にiPadまで買ったもんで、仲の良いヲタクからはメッチャ笑われました。
ライブで楽しげな悠理ちゃんを見て感動したということを話すと、本人も意識していたポイントだったようで、とても喜んでくれました。嬉しいのはこっちだよ...。
「ライブでうちわとかタオルとか見せてくれたら嬉しいです」って控えめにお願いされたので全力で振りますよ!ええ、ヲタクですもの。←
 
その後のライブでの様子を観察してると、ただ元気良く振る舞うだけでなく、曲に合わせた表現なども探求してるのかな?って様子が窺えます。先日の30thアンダラでは、カッコイイに寄せたダンスを見ることもできて嬉しかったです。
直後のミーグリでライブの席の話をしたら「やっぱそうだよね?うちわ見えた!これからもライブで毎回振って!!!」って急にフレンドリーに距離詰めてきて驚かされた...好き。
 
あと、乃木坂配信中の「REI ENGLISH」にゲストで出演した時は、清宮レイちゃんが「悠理は英語だと日本語より良く喋る」って言ったり、本人までもが「二重人格」と笑うように、普段とは打って変わって饒舌な姿を見せてくれます。
普段あんなのんびりなのに、なんで英語だとあのスピードで会話できるのかホント不思議。w
僕は仕事で英会話使うけど非常に苦手なので、悠理ちゃんに英語教わりたいです。いや、そんなことはどうでも良い。
とにかく、普段の彼女とは違う顔が見られるので、ぜひ配信見て欲しいです!
 
あと、最近はライブや学業メインだったからか、クイズ番組に出ることが少ない気が。
クイズ番組で見せる凛々しい姿も大好きなので、またスパーーンと鮮やかに正解出して欲しい!
 
それでも感性が独特で穏やかでのんびりしたイメージは強いままですけどね。w
その振れ幅が彼女の魅力なのかなって思ってます。
 
てなわけで、好きなメンバーの好きなところを語ってみました。
ここまで読んでいただけてたら嬉しいです。
 
とってもありがとうございました。 ←悠理ちゃんブログのキメ台詞
 
 
※タイトルの「Perfectly, Euphoria」はUNISON SQUARE GARDENオリオンをなぞる」の歌詞から。

繋ぎとめるもの

乃木坂46の30thシングル「好きというのはロックだぜ!」のカップリング曲、「バンドエイド剥がすような別れ方」のことが大好きすぎてエントリー1つ書くことにしました。

どのぐらい好きかと言えば「『バンドエイド剥がすような別れ方』のヲタクやらせてもらってます」と名乗りたくなるぐらい好きです。(伝わらない)

7月下旬に真夏の全国ツアー広島公演で初めてこの曲を聴いて一発でドハマりして、ラジオで公開された音源を聴いて更に熱を帯び、先月YoutubeでMVが公開されて以来、基本的にこの曲しか耳に入れてないような。
スマホYoutubeアプリにはループ再生機能があることを知り、これ幸いとばかり、日中仕事してる間この曲だけを延々リピートしている(さすがに仕事中は音を聴くだけで映像は観てない)。

1曲約5分、1日の就業は平均9~10時間。家に帰ってTVとか観てる間もBGMとしてずっとリピートしてるので、少なく見積もっても1日150回は再生している計算。このMVが公開されて約1ヶ月、毎日ではないとしても相当な日数繰り返しているから、おそらく3~4000再生ぐらいは1人で回しているはず(つべの再生数に正確に反映されてるかどうかは知らんが)。
ここまでハマってアホみたいにヘビロテしてるのは、11thシングル「命は美しい」以外に覚えがない。

 

というわけで、それほど好き過ぎる曲についての好きポイントをダラダラ連ねるだけの浅くてユルい記事です。

まずは改めてこの曲のMVをご覧ください。
(上にもリンク埋め込んであるけどもう1回)

www.youtube.com

(はい、拍手~!!!)

 

初めて聴いた時、好みの曲だと感じた反面、リズムを取り難いなと思いました。
サビのところで転調って言うんですか?(音楽の知識は全然無いので、専門用語とか使いたくないのですが)なんか、リズムとか拍の長さが微妙に不自然に変わりますよね。その説明さえも上手くできないので察して下さい。
けどその分、サビで畳みかけるような勢いと音の重なりが感じられて、クセになる魅力がありました。ツイートや過去のエントリーでも小出しにしてますが、疾走感を感じるバンド風の曲が結構好きなので、この曲もツボにハマりました。
さすがにライブの1回だけでは覚えられなかったけど、その後ラジオで音源が流れて「これだよこれ」となって、ヘビロテ生活のスタート。

 

ダンスも可愛らしいです。
パッと見、振付の担当はWARNERさんかLICOさんだろうなと予想しました(これもまた完全に素人目線だし、しっかり分析したわけでも統計を取ったわけでもなく、あくまでもただの印象に過ぎないということは断っておきます)。
WARNERさんだと思ったのは、ライブの初見でフォーメーションの変遷が「ガルルっぽい」って思ったのと、前回の5期生曲「絶望の一秒前」の振付担当がWARNERさんだったことから最初に連想された、というのが理由です。
LICOさんだと思ったのは、MVを繰り返し観ているうちに、ロマスタや羽根の記憶(ライブver)、Wilderness worldにも共通するような動きがあると気付いたからです。でも細かいパートの動きだけなら、他の振付師も取り入れていたり偶然被ることは有り得るので、理由としては少々弱いでしょうか。ただ全体的なテイストとして、LICOさんの振付って、肘から先、特に手首や指の女性的な仕草が特徴的だと思ってて、この曲にも同様の印象を受けました。
あと、お二人ともカノンのように少しずつズラした動きを入れるのが好みのように思います(WARNERさんは縦、LICOさんは横に動いていく印象)。今作も随所にそういったズレを見つけることができます。
そんなわけで、どちらかだろうと思ってツイートしてたら真相はLICOさんだったので一応正解でした(外れた場合の予防線を張りまくってたけど)。

加えて、菅原咲月さんの長いストレートヘアが非常に好みなのですが、この曲の振付では、彼女の髪が風になびく様子を存分に堪能できて、それも自分にとっては重要ポイントだったりします。広島ライブ初見で目を惹かれたのはそこだったし。

いやーー、咲月ちゃん可愛い。

この曲にハマった理由の一端として、センターを務める彼女の存在がとても大きいです。
お顔が好みなので、5期生の中では一番注目してたんですけどね。当初は「カメラに多く抜かれてくれたら嬉しいな」程度の軽い気持ちで。
新・乃木坂スター誕生を見てて思ったのですが、どうにも彼女は真面目過ぎるというか、フリートークでもステージ上での立ち居振る舞いも、どことなく動きや表情が硬くて、気合いが若干空回っているような印象を受けます。齋藤飛鳥さん風に言えば「良い意味で!!!」ってことですけども。理想のパフォーマンスを見せるために不器用ながらも全力でカッコつけてるイメージ、とでも説明すれば多少は賛同を得られるでしょうか...?
広島でこの曲を披露した際、そんな彼女がステージの中心で美しい髪をなびかせて懸命に踊る姿に惹かれました(もちろん他のメンバーだって懸命に踊ってますよ)。そしてサビで背景スクリーンに彼女のウインクが大映しになった瞬間、僕は菅原咲月ヲタクになりました。←チョロい

※このままだと曲ではなくて菅原咲月さんの魅力を語る記事になってしまうので軌道修正

初めてこのMVを観た時、あまりのキラキラ感に言葉を失くしました。何なんでしょうね、この気恥ずかしささえ覚えるような煌めきは。

(神々しい...)

あえて一言で語るなら
「青春」
これに尽きるのかなと。

青は「人生の春」すなわち若い年頃を表す色で、「青春」という言葉の語源はここにあります。「青い」という言葉には「未熟」という意味もあります。
歌詞の中では、未熟さに起因しているであろう失恋とその後悔が綴られています。また、MVのドラマパートでも、思春期にありがちな距離感の詰め方に戸惑う少女たちの様子が描かれています。
一方でMVのダンスパートでは、どこまでも続く青空の下、青を基調とした衣装を身にまとい、空の色を写し取ったようなステージ上で爽快な笑みを浮かべて躍動するメンバーの姿が映し出されます。また、ドラマパートや時折挿入されるイメージカットでも、青味を強めた映像が多用されていて、全編を通して「青」を印象付けた構成になっているように見受けられます。

また、青は水のような清涼感や清浄さを連想させる色でもあります(水は無色透明だと思われがちですが、「水色」の言葉が示す通り、実際の水は淡い青色をしています)。特にダンスパートのシーンは、清浄さの具現化といった趣きで、魂の奥底まで浄化されそうな清潔感と爽快感に溢れています。ポカ〇スエットかフ〇ムアクアのCMにそのまま使われたとしても、何の違和感もない映像ですよね。
飲料に限らず、衛生用品であるバンドエイドのCMだって良いんじゃないか?(本家から反応あったしw)

 

水と言えば、メンバーがプールで踊る姿が印象的なMVの「ガールズルール」。
本作のMV初見時、ステージの上で踊る様子が、ガルルMVのオマージュなのかなと思いました。考えてみたら、あれも女子高生の友情の物語でしたね。


(ちょうど良いお揃いシーンをキャプチャできなかった)

 

そして本作のMVは主にドラマパートとダンスパートから成っていますが、後者はドラマパートに組み込まれています。ドラマの登場人物が現実の乃木坂46のダンスを眺める、という構図になっています。

アイドル乃木坂46の映像を一緒に眺めるという体験を経て、劇中の少女たちは距離を縮めて、仲間になっていきます。現実に、世界のそこかしこでスマホ片手にそんな物語が生まれていても不思議じゃないですよね。

(「乃木坂好きなの?」「そうだよ」なんて会話が聞こえてきそうですね)

現実と違うのは、眺める側も眺められる側も同じ人物だということです。ドラマの演者が乃木坂46自身であり、その視線の先に居るのもまた彼女たち自身である、ということ。
そして、乃木坂46の先輩たちに憧れて集った5期生だけど、スマホの中で踊る乃木坂46は1~4期の先輩ではありません。5期生の彼女たち自身が、その憧れの的である乃木坂46として登場します。

 

加入したばかりの5期生は、「乃木坂になった」という実感が希薄かも知れません。でも、もしかしたら3期生や4期生だって、1期生や2期生と自分を比較して、劣等感や「自分は乃木坂の一員になれているのか?」という疑念を抱いているかも知れません。これは良くも悪くも本人の気持ちの問題なので、どれだけキャリアを積んだところで完全に払拭できるとは限りません。

ならば何を以て乃木坂の一員とするのか。

それは唯一にして明快な事実があります。

オーディションを勝ち抜いて乃木坂46のメンバーとして選ばれた以上、彼女たちこそが、紛うことなき乃木坂46なのです。仮に本人の肌感覚との乖離があったとしても、ファン目線から違和感を覚えようとも、彼女たちが乃木坂46の一員であることは疑いようのない事実です。あとは経験と時間を重ねて、少しずつ本人の中で消化(昇華)していってもらうしかないと思います。

 

ちょっと話が逸れてしまいました。

とにかく、現実の5期生たちはまだ乃木坂46になりきれていないかも知れません。でも、先輩たちがそうであったように、スポットライトを浴びて、グループの看板を背負って活動していく内に、彼女たちもまた、多くの少女たちにとっての憧れの存在になり得るでしょう。ならば、あの劇中の少女たちがスマホの中の乃木坂46を眺める様子は、5期生にとって確定した未来であり、現実とほぼ同義です。

ドラマの中の少女たちは友情を育んで、徐々に仲間になっていったことがエピローグで語られますが、これは現実の5期生の未来にも重なる姿です。

この現実とクロスした描かれ方が秀逸だと感じました。加入直後の5期生にこのシナリオと役柄が与えられたのは本当にピッタリだと思うし、だからこそフィクションともノンフィクションとも判別できない、彼女たち11人の短い青春が奇跡的に重なり合ったような、こんなにも眩しい映像に仕上がっているのだと思います。

監督の林希さん、素敵なMVをありがとうございました。

 

あと、曲名にも使用されている「バンドエイド」ですが、これは特定の商品名であって、一般的な呼称は日本語では「絆創膏」です。
「絆」は物と物を繋ぎとめることを、
「創」は傷を、
「膏」は傷に塗ったり貼ったりする薬の総称を、表します。

そして、「繋ぎとめる」という行為には、束縛や執着といったネガティブな要素(呪い)があります。一方で、人と人の繋がりや心の結びつきといったポジティブな要素(祝福)も持ちます。

歌詞の中では(剥がせずに残った)バンドエイドが、「消えそうで消えない恋、断ち切れない縁」の象徴、すなわち呪いの側面を強く持ちますが、このMVのドラマを観た後では、メンバー同士の「絆」の象徴、すなわち祝福に転じたように感じます(おそらく康氏はそんなことまで意図していないのでしょうが)。

今年の全国ツアー中のトーク等でも語られていましたが、この曲は先輩メンバーたちからの評判も良いようです(「夏らしい」「爽やか」みたいなコメントがありましたね)。5期生にとって、始まりの曲である絶望の一秒前と同じぐらい、この一度しかない始まりの夏を象徴するような、思い出深い大切な曲になってくれたら嬉しいなと密かに願っています。

 

***** '22.9.23 追記 *****

再生数で表題MVを超えました!

カップリングの再生数が表題曲を超えたのって、保護色の時のI see...ぐらいじゃないか?(あれは表題をダブルスコアでぶっちぎってるので改めてモンスター楽曲だな...となる。)
とは言え、途中経過で拮抗していたものがあるかどうかまでは調べられていないし、ショートverに差し替えられてる昔の曲は確認のしようもない。

そもそも今作は表題の再生数が伸びてないってのもあるので、それを抜いたからと言って手放しでは喜べない(個人的には表題が好みじゃないし、Actually以下って相当人気無いんじゃ?と勘繰ってしまう)。

ただ、コロナ禍の影響をモロに受けたであろう25thや26thは全体的に再生数が多いし、beforeコロナのカップリング曲は全てショートverに差し替えられてる(たぶん)ので、比較対象となるケースがあまりに少なすぎる。それに今作からCD特典にMVが付属しなくなったことや、前作ActuallyのようにCD特典MVとネットで公開されたMVの内容が異なっていたケースもあるし、現在では、MV再生数と人気はそれほど厳密には比例しないのかも知れない。

ま、その辺の分析はオフィシャルが勝手にやってくれるだろうし、あまり深く考えなくても良かろう。何にせよ、この曲とMVがそこそこの人気を博していることだけは信じて良いのかなと思う。

 

***** '23.6.15 追記 *****

この曲、そしてこのMVが本当に大好きなので、少しでも多くの人に再生してもらえてメチャメチャ嬉しい。

光源

映画「恋は光」を観ました。

happinet-phantom.com

 

とにかく、なーちゃん(西野七瀬さん)が可愛い。ただただ可愛い。西野七瀬史上最高に可愛い。


常々なーちゃんを見るたびに「推しメン可愛い」という気持ちが更新されていって、毎日のように感情の波が限界突破しているのだけど、それを差し引いても間違いなく、この作品で見せる西野七瀬の姿は、僕が今まで見てきた10年余で最高に可愛いと自信を持って推薦できます。

先行上映や本公開も併せて今のところ9回観ましたが、観るたびになーちゃんが可愛くなっていきます(断じて錯覚などではない)。
新聞紙は50回折って重ねると紙の厚さが地球~太陽間の距離と同じぐらいになるって話を聞いたことがあります。もし本作を50回も観たら、なーちゃんの可愛さは確実に宇宙をも飛び出してしまうことでしょう。

 

正直、僕の感想はこれに尽きる。
でもそれだとレビューにならないので、他のことも書こうと思います(笑)。

 

もう公開期間を終える館も増えてきた中で今更?って思われるかも知れないけど、言い訳をさせてもらいますと。

先行試写会で観た際に一度レビュー書いたけど、それは本公開前ということもあり、ネタバレ回避の為、内容にほとんど触れない書き方をしておきました。
だがしかしと言うか、やはりと言うか、「これから観に行く人の為のレビュー」という矛盾した要素を含む文章を書くのは、僕には難しかった。

最近あまり文章を書いていなかったので、それで燃え尽きてしまって、その後にネタバレ有りのレビューを書き直す余力が無かった、というのが言い訳。

 

でもやっぱり、観た人と感想を語り合いたいという欲求が頭をもたげてきたので、公開期間を終えつつある今の段階でなら完全ネタバレ有りの感想を吐き出しても良かろうと思いまして。

どうしても内容を知りたくない人はUターンしてもらうとして、映画観た人も、まだの人でも、話に付き合ってやっても良いよって人は読んで下さい。

※オチや重要なセリフについても触れています!

あと、万が一にもですが、このレビューを読んだ上で本作を観たいって思ってくれる 変人 優しい人が居たなら幸い。
本日(7月7日)を以て上映終了になる映画館が多いようなので、急いで映画館に向かって下さい!
ヨロシクお願いします。

 

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